2010年04月06日
アカウミガメコラム連載その3「ウミガメは産卵がつらいから泣いている?」
こんにちはー。横山です。
携帯サイト「live earth」のau版では、3/31まで徳島県のアカウミガメ産卵地保全を応援するキャンペーンをやっていました。
キャンペーンの詳細はこちらから
→ auのlive earthでアカウミガメキャンペーン開始
この中で好評連載していた、日本ウミガメ協議会のスタッフ水野さんによるアカウミガメのコラム。第3弾を転載します。お楽しみください!
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Q:ウミガメは産卵がつらいから泣いている?
A:砂浜に上陸したウミガメは涙を流しているように見えます。お産の苦しさから泣いているのでは?という方もいらっしゃいますね。
うみがめの涙 (c)日本ウミガメ協議会
しかし実はこの涙の正体は、体の中の余分な塩分をこし出した濃い塩水のようなものなのです。
ウミガメの餌は種類によって違いますが、エビ、ホヤ、クラゲ、海草、海藻などを食べていますが、これらは海水と同様に多くの塩分を含んでいます。
ウミガメは真水を飲めるわけではないので、餌を食べると、体内にどんどんと塩分が溜まっていってしまいます。その余分な塩分を目の後ろ側にある「塩類線」というところで出しているのです。
塩類線からは海の中を泳いでいる時もこの濃い塩水がでています。陸に上がるとよく見えるので、泣いているように見えるのですね。
水中のウミガメ (c)日本ウミガメ協議会
ちなみに、他にも塩類腺を持つ動物がいます。ウミヘビやワニは口から出ているためよだれのように見え、ウミイグアナや海鳥は鼻からでているので鼻水のように見えるようです。ちょっと見た目がよくありませんが・・。
産卵しているウミガメ (c)日本ウミガメ協議会
今度、水族館に行くことがあれば、是非注意して見てください。
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コラム連載は以上です!
バックナンバー
→鶴は千年、亀は万年も生きるの?
→日本で生まれたアカウミガメ達はどこに旅する?
関連リンク
→日本ウミガメ協議会
→live earthの紹介ページ
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(横山ゆりか)
2010年04月01日
アカウミガメコラム連載その2「鶴は千年、亀は万年も生きるの?」
こんにちは。横山です。
携帯サイト「live earth」のau版では、3/31まで徳島県のアカウミガメ産卵地保全を応援するキャンペーンをやっていました。
キャンペーンの詳細はこちらから
→ auのlive earthでアカウミガメキャンペーン開始
この中で好評連載していた、日本ウミガメ協議会のスタッフ水野さんによるアカウミガメのコラム。第2弾を転載します。お楽しみください!
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Q:鶴は千年、亀は万年も生きるの?
A:ウミガメの調査をしていると、時折、「ウミガメは何年ぐらい生きるの?」と聞かれる事があります。しかし実は、ウミガメの寿命というのははっきりとは分かっていません。
大浜海岸で産卵しているアカウミガメ (c)日本ウミガメ協議会
ウミガメの骨には年輪のようなものがあるので、それを数えることである程度は推測できますが、それでもなかなか分からないのが現状です。現在では、100年くらい生きるのでは?というのが通説になってます。さすがに万年は生きられないようですね。
実際に年齢が分かっている世界最高齢のウミガメは、徳島県美波町のうみがめ博物館にいるウミガメです。このウミガメは60年前、当時の中学校の先生と生徒が、大浜海岸を調査している際に生まれた子ガメを学校で飼い始めました。
大浜海岸 (c)日本ウミガメ協議会
現在では博物館で飼育され今年で60才の還暦を迎えます。今でも繁殖期になると元気にメスのウミガメをおっかけているとか。まだまだ長生きしてほしいものですね。
ちなみに、3月21日午後2時からウミガメの還暦祝いが開催されます。興味のある方は是非お越し下さい!
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コラム第2弾は以上です。
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→日和佐うみがめ博物館カレッタ
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(横山ゆりか)
2010年03月31日
アカウミガメコラム連載その1「日本で生まれたアカウミガメ達はどこに旅する?」
携帯サイト「live earth」のau版では、今日まで徳島県のアカウミガメ産卵地保全を応援するキャンペーンをやっています。
キャンペーンの詳細はこちらから
→ auのlive earthでアカウミガメキャンペーン開始
この中で、日本ウミガメ協議会のスタッフ水野さんに、アカウミガメに関するコラムを連載して頂いていました。携帯からしか読めないのはもったいないので、スタッフブログにも掲載します。
今回はその第1弾。どうぞお楽しみください!
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Q:日本で生まれたアカウミガメ達はどこに旅するのでしょう?
A:生まれたばかりの子ガメは甲らの大きさが4cmほどです。このウミガメはなんと、太平洋を横断してメキシコのカリフォルニア半島周辺まで行くことが分かってきました。
海に出るアカウミガメ (c)日本ウミガメ協議会
そして数十年かけて大人になるまでハワイからメキシコの周辺で過ごし、また日本に帰って来ます。その距離は2万km以上!こんなに泳ぐなんてすごい生き物ですね。
太平洋ウミガメの軌跡 (c)日本ウミガメ協議会
ちなみに、世界で初めてメキシコから日本にウミガメが帰ってきた事が証明されたのは、1994年にメキシコのカリフォルニア半島で標識を付けられて放されたアカウミガメが、1995年、徳島の椿泊の漁師さんによって見つけられたときです。メキシコと書かれた標識をつけたウミガメを見つけられた漁師さんは不思議に思ったでしょうね。
メキシコで標識を付けているところ (c)日本ウミガメ協議会
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コラムは以上です。ではでは第2弾もお楽しみに〜。
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(横山ゆりか)
2010年03月31日
Think the Earth Paper vol.6 ただ今制作中
こんにちは、曽我です。
都内では桜が開花してから、冬の天気に逆戻りですね。
満開の桜を見れる日を楽しみにしている毎日です。
さて、年に2回発行しているThink the Earth Paper。
ただ今、第6号を制作中です。
次号の6号からデザイン・内容共に大幅リニューアル!
webサイトでいつもご覧いただいている、
Think Dailyをテーマに制作しています。
ページ数も増え、紙を薄くして折り畳めるようにして、
新聞のようなイメージにしています。
デザインはいつもと同じく、hooopの武田英志さん。
がらっと変えたThink the Earth Paperのデザインもお楽しみに!
出来上がりは4月中旬の予定。
前回までと同様、配布にご協力いただける
お店やイベントスペースを募集させていただく予定なので、
また改めてお知らせします!
こちらはバックナンバー。
読み込みが少し遅いですが、Webで読むことができます↓
(曽我直子)
2010年03月07日
星空と巨木
ニュージーランドに行ってきました。
訪れたのは、クライストチャーチから車で1時間30分ほど南に走ったところにあるテカポという町。美しい湖の湖畔にある、人口300人ほどの小さな町です。ここは世界的に星空が美しいことでも知られています。
このテカポに、数年前に開発の話が持ち上がりました。その時、美しい星空を失ってしまうのではないかと心配した日本人の星空ガイド、小澤英之さんが出したアイディアは「星空」がある街を世界遺産に登録できないかというものでした。そのアイディアが、本格的にユネスコで検討されることになったのです。
自然を守ることと開発と、どう両立させるのか。
「星空の世界遺産」の実現に向けて、推進する人、反対する人、慎重な人・・いろいろな立場の人に会ってきました。発案者の小澤さん自身も揺れています。取材の詳細は、3月末に江口絵里さんによる「地球リポート」として掲載予定です。
夜、テカポで見た星空は忘れることができません。天の川に明るく輝く南十字星や、さかさまのオリオン座など、夏の南半球の美しい星空に、もともと星が好きな僕は、夢中になってしまいました。こんな街に住みたい!と思うほど:-)

湖畔にある小さな教会「良き羊飼いの教会」に沈む天の川と南十字星。どれが南十字かわかりますか?
旅の後半は、北島の最北端にあるワイポウアという原生林の森へ。ニュージーランドは白人の入植以来、96%の原生林が失われ、牧草地に変えられてしまいました。ワイポウアはわずかに残された貴重な原生林のひとつ。ここで、カウリ(ナンヨウスギの一種)の巨木を多く見ることができます。
マオリ族の人たちにとっては、カウリの木は神様です。
この森で最大の巨木「タネ・マフタ」は「森の神」という名です。
タネ・マフタは父なる空ランギヌイと母なる大地パパトゥアヌクの6人息子のひとりでした。かつて空と大地はあまりに愛しあいすぎて、抱き合ったまま離れることがありませんでした。生まれた子どもたちは、父母の間に挟まれて外に出ることができません。そこでタネ・マフタが父親(空)を蹴り上げて突き離し、その幹で支え、ようやく世界に空と大地が生まれた、という神話が残っています。この木は、人間が神話を作った時代から巨木としてそびえ立っていたんですね。
樹齢数千年のカウリの巨木の前に立つと、なんというのだろう、心を差し出したくなるような畏敬の念に包まれます。星空にしても、巨木にしても、自分たちのちっぽけさを感じさせる存在が身近にあることで、私たちはようやく謙虚な気持ちになれるのかもしれません。

ワイポウア最大のカウリ「タネ・マフタ」。幹まわりは13.8メートル、高さは51メートル。樹齢は2000年くらいといわれています。昨年、屋久島の縄文杉と「姉妹木」になりました。写真ではなかなか大きさは伝わらないのですが、人の大きさと比べてみてください。
この巨木の森は、もしかしてもしかすると映像で?お見せできるかもしれません。具体的になったらここでまた報告します。
本来、星空も巨木も、私たちのすぐそばにあってしかるべきものです。私たちの世界観を支えている、意識の基盤のようなものです。それがわざわざ遠くまで行かないと見ることができない貴重なものになってしまった・・・
マオリのガイドの方が「森を奪ったのは人間だ。けれども、残された森を守ることができるのも人間だ」と力強い声で歌ってくれました。人間は希望を託される存在でなければならないですね。
(上田壮一)


