カブール基礎知識

 01年9月11日の同時多発テロに端を発した一連の動きにより、アフガニスタンの首都カブールは世界中に知られる戦場の一つとなりました。20年にわたり続いた戦闘において常に争奪戦の重要な場所となり、中心街は幾度となく破壊され、多く人々が難民・避難民として脱出しました。 タリバン放逐後、カルザイ政権の発足と共に、国外、国内各地より帰還民がカブールに戻ってきました。残っていた居住区だけでなく、山並みの斜面を始めとしたいたる所に居住区をつくり、人々の生活は復興にむかっています。タリバン統治下で、活動を著しく制限されていたアフガニスタン人によるローカルNGOも、自分たちの抱える問題を自分たちの力で解決できるようになるために、国際機関・NGOの支援を受けながら活動しています。
 しかし、カルザイ政権への不満分子がいまだ数多く存在しており、世界的に注目の集まるこの地は、様々なテロの対象となっています。(実際、市内での爆弾テロが9月に発生しました。)そのため、昼は街の各地で検問が実施されており、夜は戒厳令が発令されているなど、治安は決して良好とはいえません。復興の動きは、未だ不安定な政情基盤の上で行われています。