伊東豊雄

建築家

スペインの建築家、A・ガウディは「そこにある1本の木が自分の先生である」と語っていた。この言葉を知ってから私にとっても1本の木が私の先生となった。木は二股に分かれるという単純なルールを繰り返しながら、周囲の環境に調和しつつ実に複雑でフラクタルな形態を生み出している。決して自分だけで勝手に生きてはいない。個性的でありながら謙虚である。木は地球環境時代の人の生き方や建築のあり方を教えてくれるのである。

 

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