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リポート:

  バーゼルリポート 2009

BASELWORLD 2009
http://www.baselshow.com/
2009.3.26-4.3


世界最大の時計と宝飾の見本市
BASELWORLD 2009に、8度目の出展をしました。


3月26日から4月2日までの8日間、
スイス バーゼル市で世界最大の時計・宝飾品見本市
BASELWORLD2009が開催されました。


今年は世界天文年

2009年は、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年からちょうど400年目にあたる節目の年。「世界天文年2009」として世界中でさまざまなイベントが展開されています。
今年のバーゼルワールドでは「世界中の人々が夜空を見上げ、宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ、自分なりの発見をしてもらうこと」という世界天文年の主旨にもふさわしい地球時計【wn-2】を、新色のホワイトバージョンをラインナップに加えて紹介してきました。

また、今年はThink the Earthプロジェクトを紹介するパネル(PDF:2.3MB)を一新。今までに生み出してきた数々のプロジェクトを、時系列で辿ることができるようにしました。

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今年もwn-2は私たちThink the Earthプロジェクトの最初のプロダクト・パートナーであり、Think the Earthウォッチの製造者であるSIIのブースで展示されました。

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wn-2は「世界天文年セレクション応募製品」として世界天文年2009日本委員会に正式受理されています。

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2009年は人類の月面着陸40周年でもあります。アメリカ航空宇宙局(NASA)の公認腕時計を製造するオメガのブースでは、宇宙飛行士が実際に着用した時計などが展示されていました。


世界の縮図、バーゼルワールド

経済危機の真っただ中の開催となった今年のバーゼルワールドですが、昨年より減少はしたものの、期間中には9万3900人(※)が会場を訪れました。
フェア関連メディア“THE BASELWORLD DAILY NEWS” は「このような時代だからこそ、人々の“確かなもの”への欲求は高くなる」と報じていました。

(※バーゼルワールド 2009年4月2日付プレスリリース参照)

また今年顕著な傾向としては、西ヨーロッパ、アメリカ合衆国に加え、ロシア、中国、インド、東欧、中東からのバイヤーの存在感が増していることが挙げられるかもしれません。地球時計も、昨年あたりから東欧や中国のメディアによる取材を受けるようになりました。
100カ国以上からの訪問者、45カ国以上からの出展者が集うバーゼルワールドは、各国・地域の経済情勢や文化的成熟度の変遷を直に感じることができる場所、まさに世界の縮図です。

THE BASELWORLD DAILY NEWS”に「フェアトレード」「エコ」「グリーン」などの文字があふれるようになったのも、今年が初めてかもしれません。開催5日目となる3月30日には、世界70カ国以上の顧客にダイヤモンドに関する情報サービス等を提供している“Rapaport Group”のスポンサードにより「フェアトレード・ジュエリー・カンファレンス」も開催されたので、早速参加してみました。


フェアトレード・ジュエリー・カンファレンス

バーゼルワールドの開場から1時間半後の朝10時半、メイン会場近くのバーゼル国際会議場(Basel Congress Center)で、“Rapaport Group”会長Martin Rapaport氏によるプレゼンター紹介が始まりました。参加者の数はおよそ60人。

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ジュエリー業界のステークホルダー(利害関係者)が、フェアトレード・ジュエリーとその取引を推進するためのイニシアチブについて学びあうことを目的にThe World Jewelry Confederation (CIBJO:http://www.cibjo.org/)やAlliance for Responsible Mining (ARM: http://www.communitymining.org/)といった団体の代表を含む7名のプレゼンターが、3時間以上に渡ってその取り組みについて発表をしました。特に印象に残った“Green Gold(Oro Verde)”と“WBCSD”の活動について、少しご紹介しましょう。

【Green Gold(Oro Verde)】
http://www.greengold-oroverde.org/ingles/cov_ing.html
計画性のない大規模な天然資源の採掘によりダメージを受けてしまったコロンビアのChocó県で始まった、地域の生態系を守りながら採掘活動を行うプロジェクト。国際的な取引価格より高値で金を買い取り、天然資源の持続可能な活用に取り組んでいます。カンファレンスで上映された映像では、採掘と並行して植林活動も自らの手で行う、現地の人々の誇りに満ちた笑顔が印象的でした。

【WBCSD:The World Business Council for Sustainable Development】
http://www.wbcsd.org/
日本語では「持続可能な開発のための世界経済人会議」。メンバーである世界35カ国以上の多国籍企業約200社を対象に、ビジネスと持続可能な開発を両立させるためのプラットフォームづくりや情報提供など、多岐にわたる活動を行っています。

組織を代表して登壇したCheryl Hicks氏がこの日強調したのは「持続可能な消費(Sustainable Consumption)を」ということ。技術の進歩を背景に、製造業各社はすでに「持続可能な生産(Sustainable Production)」に取り組み始めた。しかしそうして作られた製品を消費者が選ばないのであれば、未来は変わらない。──消費者のライフスタイルに「変化」を起こし(change──オバマ大統領の選挙キャンペーンにおけるキーワードとしても記憶に新しいですね)、消費スタイルを持続可能なレベルに引き上げるため、次のようなアプローチを紹介しました。

[1]イノベーション(Innovation)
より持続可能で価格面でも競争力のある、新しいモノの開発

[2]消費者の選択に影響を与える(Choice- Influencing)
持続可能なライフスタイルの提案
(消費者への教育:マーケティング、キャンペーン等の実施)

[3]選択の編集(Choice-Editing)
持続可能なモノの定義
政治・製造/小売業と連携し、持続可能ではないものの市場からの排除


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スイスの量販店C&A(http://www.c-and-a.com/)で購入した服に付いていたタグ。
「気候変動への配慮として、低めの温度で洗濯し、自然乾燥することをC&Aは勧めます」と記してありました。
”Choice- Influencing”の実践ですね。



Think the Earthプロジェクトの設立にあたって「企業の社会責任(CSR)」について学ぶために渡米(地球リポート#1 BSR総会に学ぶ「企業と社会責任」
してから8年以上の時を経た今、CSRという言葉はより一般的になり、9割近くの消費者が「日常の買い物の際、環境のことを考える」と回答(※)する時代を迎えています。

Think the Earthプロジェクトのスタッフとして、成熟した消費者に向けて、今どのような商品やプロジェクトを提案すべきか、そのPRや営業活動はどうあるべきかを、改めて考えるきっかけを与えてくれた今年のバーゼルワールドでした。


(※内閣府国民生活局 平成20年度国民生活モニター調査結果:PDF

リポート: Think the Earthプロジェクト 中島 愛子



  バーゼルリポート 2008

2008年4月「wn-2」出展(@スイス・バーゼル)時のリポートはこちらをご覧ください。
→ バーゼルリポート

バーゼルリポート


  バーゼルリポート 2007

2007年4月「wn-2」出展(@スイス・バーゼル)時のリポートはこちらをご覧ください。
→ バーゼルリポート

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