2008年03月17日

『みずものがたり』発売開始!

プロジェクト裏話

『いきものがたり』の続編、『みずものがたり -水をめぐる7の話』が発売になりました。企画から編集までの、この半年ほど、水のことばかり調べたり、考えたりしてきましたが、知れば知るほど水は面白い! 確かに環境問題や気候変動の影響は世界の水環境に大きな打撃を与えていて、危機感を感じずにはいられません。でも、それ以前に、水という物質のユニークさには、もっと目を向けて良いのではないかと思います。

0℃から100℃という高い温度で液体でいられること、固体の氷よりも液体の水の方が重いこと、熱しやすく冷めにくい性質……どれをとっても、あらゆる物質の中で特別な性質ばかり。ほかにも、こんな話があります。もし地球の軌道が今よりちょっとでも太陽から遠ければ、水は凍りついてしまい、ちょっとでも近ければ蒸発してしまうのです。私たちの星は、絶妙な距離をぐるぐるとまわっているわけで、それだけでも僕なんかは驚いてしまいます。その距離のおかげで、水が液体のままで存在し、地球の温度が一定の範囲に保たれ、生命は海というゆりかごの中で、進化のためにたくさんの時間をもらうことができたわけです。そして、その進化の末に登場した人間も、体の70%が水でできているわけで、少々大げさかもしれないけれど、私たちは水そのものだといってもよいかもしれません。

この本は、ほかにも水について、いろんな切り口でアプローチしています。人によって興味も関心も違うでしょう。どんな人でも、何か好奇心がひっかかる入口を用意したつもりです。僕たちも楽しんで作った本です。ぜひ手にとっていただけたら嬉しいです。あ、ついでに(?) 『いきものがたり』もよろしく! 生物多様性はますます大事なテーマになってきてます。

→みずものがたり
→いきものがたり

(上田壮一)

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