2012年09月27日

親子でのびのび、森のようちえん

地球日記

こんにちは、伏見です。子どもたちにのびのびと自然を体験させてあげたいと考える親は多いと思います。でも、遭遇するかも知れない危険や後片づけのことを考えて、すぐに口や手が出てしまうものです。私もそんな一人ですが、年に何度か訪れている「森のようちえん」では、子どもたちはのびのび、親もゆったり、親子で大満足の時間を過ごしています。

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「森のようちえん」は、キープ協会(山梨県北杜市)が運営している自然体験プログラムです。親も子どももそのまんまでいいよ! ここでは、お互い様の気持ちを大切にし、ゆるいルールの中でお互いが譲り合い、みんなで子どもたちを見守りながら、同じ食卓を囲み、数日を過ごします。やってはいけないコトがないので(親の目の届かないことをいいことに)、子どもたちはのびのびと好き放題!原っぱを駆けまわる子もいれば、川遊びを楽しむ子、虫を追いかける子、木登りする子、枝を集める子、早弁する子、裸になる子、とにかく本人の好きなことをやめたくなるまで続け、それを保育士の資格を持つスタッフが見守りながら一緒に遊んでくれるのです。

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子どもたちがやりたい放題になるなんて、うちの子は限度がわからないので大変なことになるわ!あるいは引っ込み思案なので溶け込めるかしら...等々、心配になるかもしれません。でも、私たち人間も生きもの、そうした場所では動物としての本能で適応してしまうようです。わが家の息子たちも、回を重ねるごとに立派な野生児へと進化しています。そうした雰囲気を作っているのは、緑あふれる自然の力も大きいけれど、やっぱり人なんだなぁと思います。経験豊かなスタッフと全国から集まった親子たちが、まるで数日間だけの大家族のように心地良い時間を紡いでいきます。

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親は「おとな解放区」と呼ばれる自由時間を得て、こちらも気ままに過ごします。先日参加した時には、クマヤナギに登ったり、ハンモック、クラフトづくり、焚き火で焼き芋など、私自身も森を満喫しました。親にとっては、いつもべったり張り付いてくる子どもから解放され、ほどほどに遊び、のんびり癒され、大いに笑って、自分を取り戻し、あらためて子どもを愛しく思う...そんな数日となります。

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一日中、全力で遊んだ子どもたちが深い眠りに落ちる頃、大人たちがわらわらと大部屋へ集まってきます。そして、スライドショー「子どもと森へ出かけてみれば」で全国を巡っている保育士兼カメラマンの小西さんが撮影した、昼間の子どもたちの表情を鑑賞しながら、その日の出来事を教えてもらいます(もちろんお酒を飲みながら)。子どもたちが真剣に虫と格闘したり、お友達とケンカしたりする姿は、なぜかとても可笑しくて、それぞれのドラマから明らかな個性を感じ、あぁ、みんなそのまんまでいいんだなぁ、と素直に納得してしまいます。たまにはこんなふうに、ゆとりの時間をいただいて、わが子たちを客観的に見てみる...。すると、自発的な行動がどれほど子どもたちを成長させるか、気付かせてくれます。

(伏見 聡子)

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