2013年05月28日

宙のがっこうー星出宇宙飛行士によるリアルタイム講演ー

地球日記

先月4月16日に慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)と当団体、一般社団法人Think the Earthとの共催で宙のがっこう第二弾を開催しました。

「宙(そら)のがっこう」 宇宙から帰ってきた星出宇宙飛行士の特別授業!

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今回の宙のがっこうは、約4ヶ月に及ぶISS長期滞在から無事に帰還を果たした星出宇宙飛行士に、リアルタイムで講演をしていただくというもの。実際、ほとんどの時間は会場からの質問に答えてくれるというものでした。

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参加者の方からたくさん質問が出たのですが、その中でとても強く印象に残った回答があったのでぜひご紹介させてください。

それは、「宇宙に行って、この感覚・この感動だけは伝えたいということがあったら教えてください」という質問に対する回答です。

星出さんは、

●宇宙でしか体験できないことが一つは無重力。その無重力の中でプカプカ浮かんでいる感覚はたまらない

●90分間で地球を一周する中で、宇宙ステーションにあるキューポラという出窓から見える地球の色んな表情を眺めてるとき

と答えていました。そして、次の回答が私の中でゾクゾクっと感じたお話です。

「船外活動中にロボットアームの先端で作業をしているときに、きぼう(宇宙ステーション)の一番先端にいて、あれ?って思ってふっと前を見たら何もないんです。人工物が自分の目の前に一切ない。キューポラにいるときは視界の中に窓枠や、宇宙ステーションが見えているんですよね。守られている感覚がある。けど、その時は自分の目の前に宇宙と地球しかない。ほかの人工物が何も見えないんです。足元を見ると足の向こう側は地球。あれはたまらなかったですね。」

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想像したらゾクっとしました。自分の目の前に宇宙と地球しか見えないってすごい。夢みたいな情景。人がリアルにそんな体験をしているなんですごい、すごすぎる。今目の前にいる星出さんがその体験をしたんだ!と思うと興奮しました。

今まで私は、宇宙飛行士は、宇宙に行くことができる人たち、宇宙飛行士以外の何者でもなく、ただただすごい人たちだなと思っていただけでした。

けど、今回星出さんのお話を聞き、宇宙飛行士とはいえ、それぞれの体験は違うもので、その体験の中での感動ってそれぞれにあるんだなと感じました。普段の感覚では人の感動は存在する人たちの分あると思っているのですが、宇宙飛行士として体験する感動は、誰でも同じものだと勝手に思っていたところがありました。

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今回は2回宇宙に行き、3回船外活動をした星出宇宙飛行士のお話でしたが、今度は別の体験をした宇宙飛行士の方にお話を聞いてみたいと思いました。

イベントの様子はUstreamをした際のアーカイブで見ることができるので、興味がある方はぜひ御覧ください!

▼Ustream(チャンネル:keiosdm2)
「宙のがっこう」-星出宇宙飛行士による公開講座-

(曽我 直子)

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