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日食とは?

 日食は、太陽を月が隠す現象です。まるで太陽そのものが何者かに食べられているように見えます。「食」という言葉はここから来ているのですね。昔の人は龍が太陽を食べていると思ったそうです。
 太陽、月、地球が一直線に並ぶ、「新月」の時に日食は起こります。地球から月までの距離は、月が楕円軌道を描いてまわっているため、いつも同じではありません。月が地球に近い、つまり月が太陽よりも大きいと、太陽を全部覆い隠す「皆既日食」になります。反対に、月が太陽よりもちょっと小さいと太陽の中にすっぽりと月が入り、光の輪のように見える「金環食」になります。

皆既日食の仕組み図
皆既日食
金環食の仕組み図
金環食

 左の地球儀では、21世紀に皆既日食と金環食が見られる場所を地球上にプロットしてみました。黄色い帯が「皆既日食」、オレンジの帯が「金環食」です。

 ちなみに月食は、地球の影が月を覆い隠す現象で、月の位置は日食の時と正反対になります。

月食
月食(参考)
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