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気候変動 +2℃

この本について
『気候変動+2℃』は、大好評の『1秒の世界』、『世界を変えるお金の使い方』に続くシリーズ第3弾。いま最も気になる話題、地球温暖化や気候変動をテーマにしたビジュアルブックです。
国立環境研究所の協力により、1950年~2100年までの温暖化シミュレーションをフリップブック形式で掲載。パラパラめくると、わずか150年の間に地球が温暖化していく様子が手に取るようにわかります。私たちは今、未来を選択する分かれ道に立っています。そのことを考えるきっかけになって欲しいと願い、この本は誕生しました。
本書の構成
地球温暖化シミュレーション フリップブック
国立環境研究所の全面協力により、スーパーコンピュータによる最新の地球温暖化シミュレーションが本書のメインビジュアルになりました。フリップブック形式になっているので、パラパラとめくってみてください。このまま高度成長を続けた場合、地球の未来がどのように変わっていくのか一目瞭然、視覚的にわかります。
地球ヒストリー
50年前には、まだ環境問題という言葉はありませんでした。まだ宇宙から地球の姿を見た人すらいませんでした。わずか50年の間に人間は環境問題に気づき、グローバルな意識を持つようになり、そして今、地球温暖化という問題に向き合うようになりました。その50余年の歴史を振り返ります。
温暖化インパクト
1℃上昇すると、珊瑚礁が白化。
1.5℃上昇すると、水不足人口が急激に増加する。
2℃上昇すると、西南極氷床が溶け始める。
3℃上昇すると、陸上の生態系に大きな影響が出る。
5℃上昇すると、メタンハイドレートが崩壊する...
専門家による9つのコラム
- 気温上昇1℃、2℃、3℃で何が起きる? 原沢英夫
- 温暖化、鳥獣虫魚は知っている! 増田啓子
- 気候ターゲット2℃ 山本良一
- 引き返すことのできなくなる時点はいつか 山本良一
- ”脱6%削減志向”への転換 ピーター・D・ピーダーセン
- 温暖化と経済損失 岩坂健志
- どれだけ歩かなければ世界は一人前になれないのか 西岡秀三
- 気候変動とうまく付き合う方法 伊藤公紀
- 気候シミュレーションは未来へのメッセージ 江守正多
未来を変える取り組み 14事例
デンマーク発の市民風車、畑で作る軽油代替燃料、マータイさんのグリーンベルト運動、人と車の新しい関係、環境市場の活性化、倉本聰さんが始めた富良野自然塾 など 温暖化しない未来を思い描き活動する取り組みを紹介。
クレジット
発行 2006年4月7日
出版社 ダイヤモンド社/責任編集 山本良一/編集協力 独立行政法人 国立環境研究所/編集・文:Think the Earthプロジェクト
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『気候変動+2℃』