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2017.08.30 | スタッフブログ

アクアソーシャルフェス北上 北上川流域もめぐってきました

松本 麻美
松本 麻美 スタッフ

7月17日に、岩手県の御所湖漕艇場でアクアソーシャルフェス北上第1回を開催しました。

前日の雨と当日の雨予報で不安もありましたが、当日朝起きてみると見事に晴れ! 講習とカヌー体験を含む全プログラムを実施できました。

午前中は室内で川で安全に楽しく遊ぶための講習を行います。川で遊ぶ時の装備や気をつけたい場所、救助の方法などを教わりました。

左はいわて流域ネットワーキングの内田さん。救助のとき、川の流れに対してどういう角度でロープを貼ったら良いかを教えてくれています

午後では午前に教わった救助の方法を実践したり、カヌーに乗ったりします。ほとんどの参加者はカヌー初体験とあって、恐る恐る湖へ漕ぎ出していましたが、慣れるにつれて、笑顔もほころびます。

水は少し冷たいですが、本当に気持ちの良い天気でした

(これまでの活動はこちらからご覧いただけます→2012年〜2016年の北上川の活動

開催日の7月17日は、3連休最後の海の日です。

そこで土曜日に盛岡駅へ向い、アクアソーシャルフェスの活動場所である北上川の源泉「弓弭(ゆはず)の泉」へ行ってきました。「弓弭」とは聞き慣れませんが、弓のツルを掛ける部位のことです。

平安時代・天喜5年(1057年)の6月にこの地方の豪族・安倍氏討伐にやってきた源義家が、大杉の根本を弓弭で突くと水が湧き出た、という伝説が伝わっています。(詳しくはこちらへ→http://town.iwate.iwate.jp/accessmap/yuhazunoizumi/

御堂観音の敷地内にあり、水はとても澄んでいて綺麗でした。

左側の杉の木の根本から水が滴っています
源泉のそばにあった祠にも、きちんと安全を祈願してきましたよ!

そしてもう一箇所訪れた場所があります。

2012年から3年間、アクアソーシャルフェスのプログラムで植樹をした「星めぐりの森」です。私にとって今回は2回目の訪問となりますが、昨年同様、植物の勢いに圧倒されました。

西和賀町で活動されている「カタクリの会」の瀬川ご夫妻とご長男に、道端に生えている草などの名前を教えていただきながら、歩きました
2014年に立てた杭もしっかり立っています
上がオオヤマザクラで、下はオニグルミ。種から育てたのが、こんなにもしっかりと大きくなっています!

盛岡駅前で北上川を見て源泉を訪れて源流近くの森で自然の力に触れ、北上川の支流である雫石川に作られた御所湖でプログラムを行う、北上川を満喫した3日間となりました。

 次は10月29日(日)に横浜市鶴見川流域で活動します!

松本 麻美
松本 麻美(まつもと あさみ) スタッフ

子どものころに楽器を習うも、石川県の美術大学へ進学し彫刻を勉強。卒業後の1年を、ロンドンへの語学留学、派遣社員としての勤務などをして過ごす。編集未経験で勤務した編集プロダクションでは、移住専門雑誌や書籍などの編集、ライティングを2年間担当。そろそろやりたいと思ってきたことをしたい、と退社したところにThink the Earthと出会う。関心は映画、音楽、美術、谷戸など。新しいことを知るたびにワクワクします!