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「プロジェッティスタに学ぶ控えめな創造力」@イタリア研修実施報告会を7月24日(水)に開催します
Think the Earthでは、昨年6月に「控えめな創造力」をテーマに勉強会を実施、そして2024年3月には「控えめな創造力」の哲学や方法を学びにイタリアに行く研修プログラムを企画・開催しました。
タイトルにある「プロジェッタツィオーネ」とは、イタリア語でプロジェクトを考えて実践すること、という意味です。まだデザインという言葉がイタリアに浸透していなかった1950年代に活躍したデザイン界の巨匠アッキレ・カスティリオーニ氏やブルーノ・ムナーリ氏、エンツォ・マーリ氏たちは「プロジェッティスタ(プロジェッタツィオーネの実践者)」と呼ばれています。装飾的なデザインではなく、社会のため、使い手のために必要な要素を観察し、カタチにしてきた彼らの持つ思考や哲学を研究してきた多木陽介さんが発見した共通項が「控えめな創造力」です。
3月の研修プログラムでは、ブルーノ・ムナーリ氏が遺した創造的教育法「ムナーリ・メソッド」を体験したり、ミラノ周辺で今も活動している「プロジェッティスタ」たちに出会い、対話を通じて「控えめな創造力」とはなにか、ということを体感しました。そして帰国後も日本の教育現場に「控えめな創造力」をどう活かすことができるのか、などを参加者のみなさんと一緒に考えてきました。かねてよりこのイタリアでの学びをシェアする時間を作りたいと思い、7月24日(水)に報告会を実施することになりました。
報告会当日は研修プログラムの現地コーディネートをしていただいた多木陽介さんにイタリアからオンラインで参加していただきます。多木さんは5月に著書『失われた創造力へ』を発行されたばかりです。そして研修プログラムの参加者で大阪府枚方市で素敵なまちライブラリーとかとかを運営されているなみもとあやさん、長崎県小浜で地域に根付いた活動をされているグラフィックデザイナーの古庄悠泰さんとイラストレーターの古庄結さんもオンラインで参加いただきます。古庄さんたちは6月にドキュメントブック『北イタリア、「プロジェッタツィオーネ」をたずねて』という素晴らしい冊子を制作されました。
リアル会場には、高校で地理を教えている教員の篠木賢正さん、すでに各地を行脚して研修プログラムの報告会を実施されている小原大樹さん、教育版マインクラフトで子どもたちにプログラミングを教えている白田侑子さん、そして主催者であるThink the Earthの上田壮一、山藤旅聞、笹尾実和子が参加します。
「控えめな創造力」ってなんだろう?」「創造力を育む手法ってどんなことをするの?」「プロジェッティスタが気になる!」「イタリアの話が聞きたい」という方は、ぜひ気軽な気持ちで会場にお越しください。
リアル参加の方には『北イタリア、「プロジェッタツィオーネ」をたずねて』を1冊ずつ配布します。
オンライン参加でイベント当日までにお手元にドキュメントブックを用意したい方は7/18までに以下のオンラインショップでご購入ください(7/19以降に御購入された場合、当日までにお手元に届かない場合があります)。
オンラインショップはこちら
「プロジェッティスタに学ぶ控えめな創造力」@イタリア研修実施報告会
日 程:2024年7月24日(水)18:00〜20:00
報告会プログラム(予定)
●イタリア研修プログラムの企画趣旨について
●控えめな創造力とは?
●訪問先での出会いと学び
●参加者からのキーワードトーク
●教育にとっての控えめな創造力とは?
●質疑応答
●今後の予定について
会 場:【リアル】学校法人新渡戸文化中学校・高等学校/【オンライン】Zoom
▶新渡戸文化学園(東京都中野区本町6-38-1 最寄り駅は東高円寺です)
アクセスはこちら
費 用:
リアル参加:1,000円(『北イタリア、「プロジェッタツィオーネ」をたずねて』1冊分含む)
オンライン:500円(視聴のみ・見逃し配信あり)
定 員:リアル50名※先着順で締め切らせていただきます。
対 象:創造性教育やサステナビリティ教育に関心のある方/教育に関心がある方であれば教員でなくても参加歓迎です!
出演者:小原大樹(てみるプロジェクト)/篠木賢正(千葉県立船橋東高校)/山藤旅聞(新渡戸文化中学校・高等学校)/多木陽介(批評家、アーティスト)/なみもとあや(編集者・童話作家 株式会社ランデザイン)/白田侑子(Minecraftカップ運営事務局)/古庄悠泰(デザイナー・景色デザイン室)/古庄 結(イラストレーター・景色デザイン室)/上田壮一(Think the Earth)/笹尾実和子(Think the Earth)