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フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈。この地において、フランス政府はヨーロッパのほかの国から、ヒグマを移送し、繁殖活動を行っていました。というのも、ピレネー原産の亜種は、オス2頭、メス1頭しか確認されておらず、絶滅の危機に瀕しているとされていたからです。 しかし、11月初め、ピレネー山脈でイノシシ狩りをしていた猟師が、猟犬に襲いかかってきたヒグマに向かって、ライフルを発射。死亡したヒグマは、政府が「カネル」と名付け、保護を呼びかけていた最後のメスであることが判明したのです。このときカネルは、まだ生後数ヶ月という小熊と一緒だったそうです。 これを受け、フランス政府や自然保護団体は、「絶滅はほぼ確定」したと肩を落としています。なお、当面のあいだ、ピレネー山脈では、狩猟および犬同伴で入山を禁止。検事局も今回の事件に関する詳しい捜査をはじめたということです。
関連するURL／媒体 http://animal.discovery.com/news/afp/20041101/cannelle.html
Think the Earth プロジェクトスタッフ 東京在住。 20代～30代の若いスタッフ中心の笑いの絶えない事務局です。私たちから発信するニュースが、地球に住むさまざまな人たちと共有できるのかと思 うと、わくわくしてきます。地球のための素敵なアイデアをみつけたり、新しいアイデアを考え出したり・・・、 毎日もっともっと勉強しながら、地球のことを考えていきたいと思います。
