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「2015年から2020年の間にキリマンジャロの雪がなくなってしまうかもしれない…。」 この予測は2002年にオハイオ州立大学の研究チームが発表したものです。キリマンジャロ山頂にある氷河が縮小しているということは、かなり前からNASAの写真などでも確認され、話題になっていましたが、今年に入ってさらなる現地調査が行われ、冒頭の予測の進行が確認されました。 最新の調査では、2002年と比較して氷河が5m近く後退した箇所があるほか、以前の調査(2000年)では9mだった氷河の厚みが2〜5mも減っている箇所がみつかりました。 2005年11月に現地を訪れた時、ガイドブックには「日の出後は山頂の雪が溶けて滑りやすくなり…」などと書いてあるにも関わらず、ルート上に雪は全くありませんでした。 もし氷河が消えてしまったら何が起こるのでしょうか。ふもとの集落は飲み水や潅漑用水をキリマンジャロからの水に頼っています。どのくらいの影響がでるかはまだ調査が必要ですが、氷河の消失はこの水源に深刻な打撃を与えるでしょう。また、キリマンジャロを柱としている観光収入にも少なからず影響があることは容易に想像できます。 アーネスト・ヘミングウェイの短編で有名な「キリマンジャロの雪」。赤道直下のアフリカ最高峰がいだくこの美しい氷河が少しでも長く見られることを祈るばかりです。 (写真は2005年11月撮影)
関連するURL/媒体 http://researchnews.osu.edu/archive/scndkili.htm
美ら地球(ちゅらぼし)ジャーナリスト 岐阜県飛騨市在住。 2004年-2006年まで、南北アメリカ、アフリカを中心に地球を回遊後、2008年から岐阜県飛騨市にて田舎暮らしを始めました。 築100年の町家にて古き良き日本の暮らしを学びながら、サステイナブルな生活を 実践していこうと思っています。 旅の記録は「美ら地球回遊記」まで。