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エジンバラ大学(イギリス)の研究者たちがオーストラリアのグレイトバリアリーフ沖周辺で行った調査で、サンゴ礁に住む何種類かの魚たちが、住み処(か)を変える前に引っ越し先で聞こえる音を立ち聞きしていることがわかりました。 立ち聞きをするのはスズメダイ、テンジクダイ、キンチャクダイ、ギンポの仲間たち。引っ越し先の岩礁(がんしょう)が出している音を参考に、自分のニーズに合った新しい住み処を決定します。 例えば、卵から孵(かえ)ったばかりの幼魚は、エビなどの無脊椎動物が出す高周波音の聞こえる場所を選びます。そこで穴に隠れ、通り過ぎるエサを狙うのです。成魚になると社会集団に興味を持ち始め、魚が多いところで聞こえる低周波音にひかれていきます。そして仲間の群れを見つけ、エサを食べ、縄張りを広げていくのです。 このように自然界の音は、魚たちの社会集団形成に重要な役割を果たし、その生存に大きく関わっています。しかし、船舶、掘削、採鉱、超音波探知といった人間による海の中の騒音が魚の社会構造に与える影響は、まだわかっていないということです。
関連するURL/媒体 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/scotland/edinburgh_and_east/7280867.stm
中川 真琴 マニラ・フィリピン在住。 イギリスで開発学を学んだ後、日本ユネスコ協会連盟に 勤務。発展途上国の現場をもっとよく知りたいという思いから、青年海外協力隊に参加し、フィリピンセブ島に派遣されました。フィリピンで夫に知り合い、 任期終了後もマニラに住むことに。現在は大学院で海洋生物学を学ぶために準備 中です。もっと海のことを勉強して、海にも人間にも優しい環境づくりにかかわれれ ばいいなと思っています。