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地球温暖化に対する人々の意識を高めるため、1時間電気を消そうというイベント、 Earth Hour (地球のための1時間)。2007年にオーストラリアのシドニーで始まったこの運動に、今年はフィリピンも参加しました。 3月29日午後8時から9時の60分間、フィリピンの中心都市であるマニラ、パサイなどに加え、避暑地として有名な北部のバギオや南西部に浮かぶ小さな島タウィタウィなど、50を超える都市が暗闇に包まれました。パサイには若者や恋人たちが集う海岸通りがあり、通り沿いにあるレストランやカフェなどは、キャンドルを灯(とも)して恋人たちの雰囲気を盛り上げたようです。 7100以上の島々からなるフィリピンにとって、温暖化による海面上昇は深刻な問題。とはいえ、貧しさや教育の遅れなどから、多くのフィリピン人が環境問題に目を向ける余裕や機会を持てないのが実情です。今回のイベントはフィリピンのテレビ局もニュースで取り上げたため、イベントに参加しなかった都市や村に住む人々にも、温暖化を考える小さなきっかけを与えられたかもしれません。 昨年のEarth Hourではシドニーだけで10.2%の電力消費量が節約されたとのこと(車 4万8000台分のCO2排出量削減に相当)。今年はイベントが世界各地に広がったので、さらに効果が期待できそうです。
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中川 真琴 マニラ・フィリピン在住。 イギリスで開発学を学んだ後、日本ユネスコ協会連盟に 勤務。発展途上国の現場をもっとよく知りたいという思いから、青年海外協力隊に参加し、フィリピンセブ島に派遣されました。フィリピンで夫に知り合い、 任期終了後もマニラに住むことに。現在は大学院で海洋生物学を学ぶために準備 中です。もっと海のことを勉強して、海にも人間にも優しい環境づくりにかかわれれ ばいいなと思っています。