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鋭い歯を持ち、家畜を襲ったり死体を食べたりする姿から「デビル」と呼ばれるタスマニアデビル。オーストラリアのタスマニア島にのみ生息する世界最大の肉食有袋類です。原因不明の悪性腫瘍(しゅよう)のまん延で絶滅の危機に追い詰められていますが、このほど治療に有力な手がかりが見つかりました。 悪性腫瘍は、デビルの顔面にできる伝染性のガンで、予防策や治療方法は見つかっていません。感染は広がる一方で、デビルの数は半数にまで減り、特に感染数の多い東海岸地域では壊滅的な被害が報告されています。 しかし、島の西部で保護されセドリックと名づけられた1匹は、このガンに対する抗体をもっていることが実験からわかり、悪性腫瘍になんらかの免疫をもつ初めての例として注目を集めています。 東海岸地域の集団とは遺伝的に異なる群れに属するセドリック。もし、病気の解決にすぐに大きな進展が見られなければ、タスマニアデビルは20年以内に絶滅するとの試算もあります。科学者たちは、セドリックと同じ遺伝型をもつデビルが、ガンに対しての免疫があるか、あるいはワクチンが効くのでは、と期待を寄せています。
関連するURL/媒体 http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7323794.stm
高田久代 東京都在住。 一般企業勤務を経てニュージーランドにワーキングホリデー制度で渡航、その後現地の廃棄物専門の環境保護団体Zero Waste New Zealand Trustで総務兼助成金担当として勤務。(ニュージーランドは、埋め立てごみゼロの実現を目指すゼロウェイスト政策を、国として宣言している唯一の国家です。ゼロウェイストトラストは、その壮大なゴールに向け、全国規模で活動している非営利団体なのです。)約4年間のニュージーランド滞在を経て、現在は国際環境保護団体や民間の環境・まちづくり系シンクタンクに勤務。趣味・興味は、ごみ、環境と国際問題、農業、パーマカルチャー、まちづくり、食べあるき、散歩、写真、コーヒー。