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海の酸性化が美しい島国にもたらす脅威
2008/06/25 20:30 29 (GMT)
高田久代@ニュージーランド
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海の酸性化によって、海抜の低いキリバスやモルディブなどの島国は、台風やサイクロン、高潮の被害をさらに受けやすくなる-。6月上旬、ホバート(オーストラリア)で行われた海の酸性化についての会議で南極気候学・生態システム学共同研究センターの研究チームが報告しました。
海の酸性化は大気中の二酸化炭素濃度の上昇に従い、懸念されている問題。同センターは「海は巨大な二酸化炭素の吸収源で、人間が産業革命以前から排出している二酸化炭素の約48パーセントを取り込んできた」と報告しています。海水に溶けた二酸化炭素は弱酸性の炭酸を生成し、海水の酸性化を促進します。こうして水中の全炭酸濃度が上がると、炭酸カルシウムが主成分であるサンゴの骨格形成を困難にします。サンゴが成長し隆起してできた「環礁」(かんしょう)を国土とするキリバスやモルディブは、酸性化でもろくなる上、温暖化による海面上昇で、台風やサイクロンなどの被害をさらに受けやすくなることが心配されています。
また、報告では海の酸性化が魚の呼吸、稚魚の生育、養分や有害物質を海が吸収する作用にも影響を与え、食物連鎖を脅かすとも指摘されています。キリバスとモルディブは商業面や観光面でも大きな打撃を受けそうです。

関連するURL/媒体
http://www.reuters.com/article/environmentNews/idUSSYD31982420080602
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