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絶滅が心配されているオーストラリア固有の肉食獣タスマニアデビル。4月6日にもお伝えしたように、顔面にできる伝染性のガンの急速なまん延により生息数が激減しています。この病気の影響で、タスマニアデビルのメスたちの出産時期が早まっているという調査結果が全米科学アカデミー(NAS)紀要に発表されました。 これまでメスは、2、3歳から出産し、5歳ころまでに毎年子どもを産むのが通例でした。しかし、タスマニア島東海岸の地域では、病気が広がったことで1歳以上のデビルがほとんど姿を消し、より早い時期に出産するメスが増えていることが確認されています。「1歳で子どもを産むデビルの数は(病気が広がる以前と比べて)16倍に増えている」と、調査グループを率いる動物学者のメンナ・ジョーンズ教授(タスマニア大学)は話しています。 ガンは、主に交尾期に起きる噛み傷から感染すると考えられています。感染後は数カ月で死に至るため、デビルたちの出産チャンスは1回きりとなるケースが増えています。研究者たちは、今回の発見は、哺乳類が感染性の病気による危機に適応するために出産時期を変化させた最初の例ではないかと話しています。
関連するURL/媒体 http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/7505244.stm
高田久代 東京都在住。 一般企業勤務を経てニュージーランドにワーキングホリデー制度で渡航、その後現地の廃棄物専門の環境保護団体Zero Waste New Zealand Trustで総務兼助成金担当として勤務。(ニュージーランドは、埋め立てごみゼロの実現を目指すゼロウェイスト政策を、国として宣言している唯一の国家です。ゼロウェイストトラストは、その壮大なゴールに向け、全国規模で活動している非営利団体なのです。)約4年間のニュージーランド滞在を経て、現在は国際環境保護団体や民間の環境・まちづくり系シンクタンクに勤務。趣味・興味は、ごみ、環境と国際問題、農業、パーマカルチャー、まちづくり、食べあるき、散歩、写真、コーヒー。