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セミナー&サロン 第35回「ソーシャルデザイン論 〜社会課題を創造的に解決するデザイン〜」ゲスト:多摩美術大学ソーシャルデザイン論講師/株式会社cocoroé代表・アートディレクター 田中美帆さん
セミナー&サロン 第35回
「ソーシャルデザイン論 〜社会課題を創造的に解決するデザイン〜」
ゲスト:多摩美術大学ソーシャルデザイン論講師/株式会社cocoroé代表・アートディレクター 田中美帆さん
毎年ご好評を頂いているセミナー&サロン(略してセミサロ!)の第35回目のゲストは、グラフィックデザイナーであり、多摩美術大学でソーシャルデザイン論の講師を務める田中美帆(たなか みほ)さんです。
「ソーシャルメディア」「ソーシャルゲーム」「ソーシャルワーカー」… いつの間にか私たちの生活には「ソーシャル」という言葉がたくさん使われるようになりました。今回のテーマはそのうちのひとつ「ソーシャルデザイン」。でも、そもそも「ソーシャルデザイン」って一体どういうことでしょうか?「社会を良くするためのデザイン」「世界を変えるデザイン」と言われてピンと来ますか?
そんな問いに優しくこたえてくれるのが、今回の講師の田中美帆さんです。
田中さんの言葉を借りると、ソーシャルデザインは「社会課題を創造的に解決するデザイン」を指します。公益性(みんなのためのデザイン)、協働性(みんなでつくるデザイン)、持続性(つづいて行くデザイン)という3つの要素で成り立っているそうです。そして普段何気なく目にしているデザインの中にも、社会に大きな影響をおよぼしているソーシャルデザインが沢山存在します。
Royal College of Art(英国王立美術大学院)でデザイン修士号を取得した田中さんは、株式会社cocoroé代表・アートディレクターとして活動しながら、世界の「ソーシャルデザイン」最前線をウォッチしています。1970年代にニューヨーク街を救った「I♡NY」ロゴの米国デザイン巨匠、ミルトン・グレイザー氏や、高齢社会を見据えて20年以上研究を続ける英国デザイン機関「ヘレン・ハムリン・センター・フォー・デザイン」の取材を通して、ソーシャルデザインとはなにか?を体系的にまとめ、デザイン学生のみではなく、高校生から政府関係者の方々へ分かりやすく「デザインと社会のやさしい関係」を伝えています。
今回のセミナー&サロンでは「I♡NY」ロゴをデザインした、ミルトン・グレイザー氏の独占インタビュー映像を初公開いたします。また、時代によって変化していく「車いすマーク」や、地震大国と呼ばれる日本の「防災・減災のためのデザイン」、田中さん自身が現在実践中のソーシャルデザイン・プロジェクト(「びゅー VIEW ビュー」展・「みんなで、たまには自転車交通安全の未来を語り合ってもいいんじゃないか会議」)まで、様々な事例を画像・映像を交えながら紹介いたします。
デザイナーがどう社会と向き合えば良いのかヒントを得たい方、
社会課題にデザインの力がどう活かせるのかアイデアを得たい方、
ソーシャルデザインが未来社会にどう貢献できるのかを知りたい方は、
是非、セミナー&サロン「ソーシャルデザイン論」にお越しください。
田中美帆(たなか みほ)さん
株式会社cocoroe代表・アートディレクター、多摩美術大学ソーシャルデザイン論講師。1997年 多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業、江副記念財団クリエイティブ奨学生として渡英し、1999年にRoyal College of Art(英国王立美術大学院)修士号取得。2010年 株式会社cocoroéを設立し、デザインと社会課題にスポットを当てたソーシャルデザイン研究と、その実践を積んでいます。
ソーシャルデザイン論Facebook:https://www.facebook.com/groups/socialdesignjapan/
イベントの詳細
2018年2月21日(水)
受 付 19:00~ / セミナー 19:30~21:00 / 交流会 21:00~22:00
場所
SodaCCo STUDIO
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町9-10 SodaCCoビル1階
★JR渋谷駅 南口から12分/東急東横線 代官山駅から7分
参加費
セミナー&交流会:3,000円 / セミナーのみ:2,000円
※交流会はドリンクと簡単な料理をご用意いたします。
※アースコミュニケーター会員と学生の方は半額になります。
定員
約30名(定員に達し次第、締め切りとさせて頂きます。)