百年の愚行(ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY)
ミヒャエル・エンデ著/大島かおり訳/岩波少年文庫

町はずれにある円形劇場の廃墟に棲みついた少女モモは、相手の話を注意深く聴くという能力を持っていた。それだけで、人々はとても幸せな気持ちになった。ところがある日、人々は倹約しているはずの時間がますます少なくなっていることに気がつく。モモが言うには、時間は「時間どろぼう」の灰色の男たちに盗まれているのだった! 高度資本主義社会における速度と効率の追求が、いかに我々を不幸にしているかを指摘した名作寓話。