Think the Earth

毎年「世界フェアトレードデー」（5月の第2土曜日）を中心に、世界各地で様々なフェアトレードに関するイベントが行われます。5月11日より5日間にわたって渋谷で開かれる「フェアトレード・フィルム・フェスティバル」もその一つです。

日本で初の試みとなる同映画祭。「世界のアンフェアと、フェアトレードについて知る、５日間。」と題し、厳選した6本の映画を上映する予定です。ラインアップを見ると、「いのちの食べ方」や「おいしいコーヒーの真実」と既に公開された作品のみならず、日本初公開となる作品やフェアトレード団体製作による活動紹介フィルム2本も上映されるなど、切り口の多彩さが目立ちます。

ここ数年、日本のフェアトレード市場は成長を続けており、スターバックスや無印良品など身近な店舗でフェアトレード商品を手に出来る機会も増えてきました。しかし一方で、2008年11月に行われた全国フェアトレード認知率調査（PDF）によると、「フェアトレード」という言葉を知っており、なおかつ貧困や環境に関するキーワードであると認知している人は全体の17.6%であったとのことです。

私たちが毎日の中で何気なく使っている製品はどこから来て、どのように作られているのか。その現実を、映像で知る機会はそう多くはありません。この貴重な機会に、是非、本映画祭に足を運んでみては？