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一杯のハーブティーから考える、新しい社会貢献の形

2011.03.29 平澤 直子

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(c) Hirasawa Naoko


地震で不安になっている人は、たくさんいます。その中でもひときわ不安なのが、守らなくてはならない小さな命を預かる妊婦や、乳幼児を抱えた母親なのではないでしょうか?

そんな不安を少しでも和らげるため、各業界が様々な支援を行っていますが、メディカルハーブ業界では、ドイツの老舗自然療法薬局マリエン薬局が、被災地の妊婦・授乳中の母子のケアのために、医療機関・助産院を通してメディカルハーブの無料配布を始めました。2004年の新潟県中越地震の際にも、のべ1万4千杯分のメディカルハーブティーの配布を行ったマリエン薬局。今回は、「授乳・乳腺炎対策ブレンド」と「マタニティブレンド」という、妊婦および乳児育児に最適と思われるブレンドメディカルハーブティーを提供しています。

ここに見られるのは、従来の募金活動やボランティア活動に留(とど)まらない、新しい社会貢献の形。美容師は被災地で無料でヘアカットをし、不動産業者は空き部屋を被災者に提供する。これらと同じように、自然療法薬局は、無料でメディカルハーブを提供する。つまり、それぞれが本業の知識・スキル・製品を活かす、新しい形の社会貢献なのです。

今回の震災では、このような形での貢献が目立っているように思えます。皆さんもこれを機に、自分にできる社会貢献の形を考えてみませんか?



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