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インドのコンピューターごみ、500%増に

2010.03.02 高田 久代

pic64:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by Greenpeace India

発展途上国では電化製品の廃棄物(E-ウェイスト)がこれからの10年で深刻な増加を続け、インドで廃棄されるコンピューターだけを例にとっても2020年には500%増(2007年比)になると予測する国連のリポートが2月22日、明らかになりました。

携帯電話、プリンター、テレビ、冷蔵庫などに代表されるE-ウェイストは、世界中で年間4000万トンずつ増加しています。山積みになる廃棄物の問題に加え、途上国ではこれらにふくまれる銅や金などの貴金属を取り出すために不適切な方法でE-ウェイストを燃やす場合があり、その際に排出される有害物質の影響も心配されています。

リポートを発表した国連環境計画(UNEP)によると、E-ウェイストは2020年までに中国と南アフリカでも2007年比で400%増に達するとみられ、UNEPのアッヘム・シュタイナー事務局長は、「大掛かりな法規制を導入し、E-ウェイストを回収・処理する大規模な施設を設置することが中国の新たな緊急課題として浮上している」とし、同様のことがインドなど他の国にも当てはまると話しています。



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