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市役所職員が自ら! 生ゴミの段ボール堆肥実験中

2010.07.14 奥山 賢治

家庭のゴミで、排出量が多く、やっかいなのが生ゴミ。特に暑い季節は困りものです。各自治体ではゴミ減量のため、生ゴミを堆肥化するコンポスト(生ゴミ処理機)に購入補助を出すところも多いのですが、茨城県龍ケ崎市では、今年5月から、段ボール箱を使った生ゴミの堆肥化を、同市職員が実験中です。

同市の調査によると、市内の家庭から出される燃やせるゴミの約40%が生ゴミ。その生ゴミ減量に挑むべく、同市の生ゴミ堆肥実験では、段ボール箱(縦42センチ、横32センチ、深さ41センチ)と棒状温度計を用意。さらに生ゴミの堆肥化と、消臭のため、もみ殻を炭化した「もみ殻燻炭(くんたん)」、ミズゴケや草類が土中で堆積してできた泥炭の一種「ピートモス」も使用しています。ほぼ毎日、段ボール箱に生ゴミを入れ、かきまぜており、秋ごろには堆肥となる見込み。劣化してきた段ボール箱をガムテープで補強しながらも、実験は室内で進行中。魚の内臓を入れなければ、悪臭はしない、とのことです。同市の家庭から出される生ゴミは 1人あたり1日平均約250グラムで、実験で使用している段ボール1箱で、約3カ月分もの生ゴミを堆肥化。

「もみ殻燻炭」も「ピートモス」もホームセンターで購入可能。他にもミミズ、米ぬかなどを使った堆肥もあるようです。コストをかけずに、生ゴミを家庭で処理したいという方は、ぜひ実験をしてみてはいかがでしょうか。



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奥山 賢治