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バナナの繊維を使ってルワンダに持続可能なビジネスを

2015.05.01 ミラクルリリオ

赤道直下に位置するルワンダは、四国の1.4倍ほどの面積に1000万人強が住んでいます。アフリカで最も人口密度が高く、人口圧を解消するためにも、自国にある資源をできるだけ活かした産業と雇用の創出が求められています。2007年からルワンダで活動をしている私は、アフリカでも有数の生産量を誇るバナナに目をつけました。

バナナ繊維抽出~糸になるまでのイメージ


バナナを収穫した後に残る茎は、そのまま捨てられてしまうことが多いのですが、この茎からは実は良質な繊維がとれ、紙や工芸品、建築や輸送資材、テキスタイルなどさまざまに製品化することができるのです。実際バナナ繊維を使用したこうした製品は、既に先進国では販売されています。しかし、バナナ繊維を利用して商品を生産する技術は、ルワンダをはじめとしたアフリカのバナナ生産国にはないのが実状です。

そこで、ルワンダ・バナナ・ファイバー・プロジェクトを立ち上げ、2009年から少しずつこの繊維を活かして、ルワンダで導入可能な技術を紹介してきました。特にバナナ生産地域で現金収入がほとんどない女性たちがすぐに取り組むことができる工芸品制作の技術指導を行い、商品化を試みてきたのです。現時点で、ルワンダのデザインを活かしたバッグなどを手作りで生産できるようになり、国内市場での販売も実現化してきました。

手よりによるバナナ繊維100%のショルダーバッグとマット

一方、国内市場はマーケットが限られており、彼女たちの収入が安定するには、より高度な技術を身につけ、国際市場にも売り込める高品質な商品を開発する必要があります。2012年には、日本政府から支援を受けてより繊細な糸を生産するための糸車や織り機が導入されました。

今回、これらの機材を活用して日本市場にもアピールできる商品開発を行おうと、日本から専門家を招き、ルワンダの女性たちが様々な織りのパターン技術を学ぶ研修会を実施することになりました。彼女たちがより高度な技術を習得することによって、廃棄されていたバナナ繊維が有効活用されますし、今後国際市場でも売れる高品質な商品が開発できれば、彼女たちの収入は安定し、継続した事業を行うことができます。

2012年に導入された織り機

ルワンダの農村地域の平均的な家族構成は大人2人、子ども4人の6人ですが、研修生(現在6人を予定)が地元に戻って2人ずつ3つの組合メンバーに、習得した技術を少なくともそれぞれ5人に教え、その5人が制作販売に常時かかわるようになれば、少なくとも彼らの家族180人の生活を支える一助になります。

今回の研修事業を幅広い皆さんに支えていただけるよう、クラウドファンディングサイトを立ち上げましたので、関心のある方はアクセスしてみてください。



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ルワンダ (アフリカ

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