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貧困解消めざす「ミレニアム開発目標」達成に向けてアクションを!

2013.09.17 加藤 彩菜

2000年に制定されたミレニアム開発目標(以降、MDGs)は、1日1.25ドル未満で生活する人口の割合を半減させるなど、2015年までに国際社会が達成すべき8つの目標を掲げています。日本を含む189カ国のリーダーたちが「国連ミレニアム宣言」採択した2000年から13年が経過した今、2015年までの目標達成に向け、国際社会の一層の努力が求められています。

現段階では全ての目標達成まではとても難しいとされていますが、今年が正念場です。世界中の人々が直面している課題に対し、貧困と格差のない世界を作るために、今日本にいる私たちには何ができるのでしょうか。

2006年から毎年、世界反貧困デーの10月17日前後に貧困解決を求める意思を示すために「立ち上がり」(STAND UP)、「行動する」(TAKE ACTION)ことを呼びかけ、その様子を収めた写真を集めて1つの「声」をつくる活動を行ってきたのが「STAND UP」キャンペーンです。日本では途上国の貧困解決に取り組むNGOのネットワーク「動く→動かす」が主催。MDGs達成を後押しするために民間の組織や市民に対して身近にできることから始めようと呼びかけています。

今年も日本では、9月14日から10月20日までキャンペーンが行われます。参加方法は職場や学校のグループ、家族や友人同士などで誰とでも都合の良い時間に一斉に立ち上がり、その写真と参加人数を事務局に報告するというとてもシンプルなものです。事務局は参加者数を集計して政府や外務省などに報告し、MDGs達成に向けた政府の取り組みを改善するよう働きかけます。

また、キャンペーンの参加者にはSTAND UPに加え、何か行動を起こすように呼びかけていますが、例えば、途上国の貧困の現状についてSNSで伝えたり、バザーを開いて売り上げを貧困解決のために活動しているNGOに寄付したり、ACTIONは身近にできることからでいいのです。広報用のポスターやチラシもサイトから自由にダウンロードできるので、カフェやお店に置いたり、身近な人に手渡しすることで、キャンペーンを広める活動をすることもできます。

STAND UPは今では世界100カ国から1億7000万人が参加する貧困解決キャンペーンに拡大しています。MDGs目標達成期限まで残り2年を切りました。どこでも、誰とでも、気軽に参加できる国際協力活動がSTAND UPです。Let's TAKE ACTION!



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