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NASAの地球観測写真トーナメント
勝ち残るのはどれ?

2016.03.07 岩井 光子

太平洋側からアメリカ北西部を写した写真 ©EARTH OBSERVATORY / NASA

instagramやFacebookを通して世界中のさまざまな画像に接する機会は増えましたが、やはりアメリカのNASAが発信する地球の観測写真は特別な気がします。この惑星を宇宙から眺めることはできない私たちに、息をのむほどに美しい姿を見せてくれたり、知らぬ間に進行している重大な変化に気づかせてくれたりするからです。そのNASAが、近年の資料からとりわけ美しく、インパクトのある32点の写真を選び、人気投票で2016年のベスト写真を選ぶ勝ち抜き戦「Tournament:Earth:2016」を開催しています。

「選抜出場」している32点は、データ、アート、イベント、フォトグラフの部門別に初戦を戦います。例えばデータ部門では、エルニーニョ現象が海のクロロフィル量に影響を与えているデータと、世界各地の雷発生率を示したデータが、また、アート部門では超音速機の飛行中に発生する衝撃波を見事にとらえた写真(ジェット機が五線譜をグニャリとたぐり寄せるような画像です)と、イラン・ムーサ湾に樹木状に広がる水路を写した写真が並んでいて、参加者はより関心の高い方を選んで投票していきます。

深宇宙気候観測衛星(DSCOVR)が、地球を横切る月のウラ面をとらえた写真や、アイスランド最大氷河の一角にあるバンダルブンガ火山ホルフロインの割れ目から溶岩が流れ出す様子など、思わず投票を中断して解説ページを読みふけってしまうようなインパクトの強い画像もいくつもあります。

宇宙飛行士が撮影した夜のインド南部 ©EARTH OBSERVATORY / NASA

音速を超えるスピードにより出現する衝撃波をとらえた写真。明るい光源、あるいは小さな斑点模様を背景に衝撃波を視覚化するテクニックはNASAが開発した ©EARTH OBSERVATORY / NASA

地球の前を横切る月のウラ面をとらえた様子は、解説ページに映像でも紹介されている

特設ページから誰でもクリックで簡単に投票することができるので(投票は4月1日まで毎週できるようです)、参加してみてはいかがでしょうか?



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岩井 光子