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絶滅の危機にあるスマトラウサギの森を守ろう

2011.01.14 大野 多恵子

スマトラウサギ WWFジャパン提供

トラ年からウサギ年に変わり、気持ちも新たに2011年がスタートしました。まさにこの干支のバトンタッチにふさわしいトラウサギが、この地球上に存在するのをご存知ですか? インドネシアのスマトラ島だけに生息するスマトラウサギ、略してトラウサギ? いや、実際、トラのように黄色味を帯びた茶色に黒い縞模様があるという珍しいウサギなのです。

国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定され、現時点でわかっている生息場所は島内7カ所。尾は2センチ以下で、耳と四肢も短く、ノウサギのように素早く動くことはないとみられています。過去の確認例は非常に少なく、世界の博物館にある標本は、わずか12体で「幻のウサギ」といわれています。

2008年9月には、スマトラ南東部の熱帯林が残るブキ・バリサン・セラタン国立公園でその姿が確認されました。ここは、アジアゾウやスマトラサイなど絶滅が懸念される野生動物の貴重な生息地ですが、近年違法な農地の開発により森が減少しているのです。

現在、世界自然保護基金(WWF)ジャパンでは、この森を再生するために、植林や違法伐採のパトロールなどを行うプロジェクトへの支援金を募っています(2011年3月まで)。森を守ることは、スマトラウサギの命やすみかも守ること。ウサギ年にふさわしい森林保全に、注目したいところです。



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このニュースの地域

インドネシア (アジア/オセアニア

大野 多恵子