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「こころのスイッチ」スケープで、震災後の思いをつなげよう

2011.05.12 大野 多恵子

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サイトを開くと、日本地図上に「いまこそ『もったいない』が日本を救う」「ひとりじゃないから節電がただの節電じゃなくなった」「Problem is Solution.これをテコに福島を世界一のハッピーアイランドへ!」などなど、次々と浮かび上がるメッセージ。この「こころのスイッチ」スケープは、東日本大震災後のみんなの思いがサイトを通してつながっていくというもの。郵便番号を書き込み、「節電に託した思い」「こうありたい日本の姿」「東北の復興ビジョン」の3つのテーマから選んで投稿すれば、地図上のその地域にメッセージが表示されるのです。

これは、夏至と冬至の夜に「でんきを消して、スローな夜を。」と呼びかけている「100万人のキャンドルナイト」の「キャンドルスケープ」から派生した新プロジェクト。呼びかけ人代表の枝廣淳子さん(環境ジャーナリスト)、竹村真一さん(京都造形芸術大学教授)、辻信一さん(明治学院大学教授)、藤田和芳さん(大地を守る会代表)、マエキタミヤコさん(サステナ代表)らが、「スイッチスケープ」でも、呼びかけています。

2003年から呼びかけを行ってきた「100万人のキャンドルナイト」は、2010年の夏至には800万人以上が参加するようになったと推定されています。サイトの地球上にメッセージが浮かび上がる「キャンドルスケープ」では、多くの人がでんきを消すという体験を共有することによってムーブメントへの参加を実感してきました。

一方、「スイッチスケープ」は、「3.11という日本列島が大きく動いた日は『日本のスイッチ』が動きはじめた瞬間」として、「みんなが心のスイッチを切り替えたり、社会のスイッチを押せるようになったのでは」というコンセプトの下、投稿を呼びかけています。原発のこと、これからのエネルギーのこと、子どもたちに残したい日本の姿などなど、メッセージは、すでに全国各地から寄せられています。ぜひ、あなたもあなたのスイッチを投稿してみませんか。



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