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「きぼう」も「はやぶさ2」もみんなで応援 ネットで小額寄付が可能に

2012.04.06 山田 由美

Sinai Peninsula (NASA, International Space Station Science, 11/19/09):Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by NASA's Marshall Space Flight Center  

宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)が、宇宙航空分野の研究開発事業を応援してくれる人を広く募ろうと4月2日、寄付金をインターネットからも受け付けると発表しました。従来のように銀行窓口に足を運ぶことなく、インターネットを通じてクレジットカードやネットバンキングでより気軽に寄付できるようになったのが新しい点。さらに、応援したい事業を特定して寄付できる制度も始まりました。

寄付額は1000円単位から受け付けています。「世界で初めて小惑星からサンプル採取をして無事帰還した『 はやぶさ』に続く『はやぶさ2』の開発・打ち上げを応援したい!」「日本人宇宙飛行士が活躍する国際宇宙ステーションの『 きぼう』日本実験棟を応援したい!」など、現在10の事業の寄付金を募集中で、寄付金は控除の対象にもなります。

アメリカのNASAに比べると予算も人員も少ないJAXAですが、近年は低予算でもより高性能な人工衛星を開発しようと大学間の連携も進んでいます。みんなの力で宇宙に挑むという取り組みが広がっており、今回JAXAがインターネットで寄付を受け付け始めたのもそうした動きの一環と言えるでしょう。

遠い世界のことと思いがちな宇宙開発も、一般人がいつでもどこでも寄付金という形で参加できるようになると身近に感じられます。何よりも自分が応援することで宇宙にロケットが到達できるとすれば楽しそう。夢とワクワクを味わうための一つの方法かもしれません。



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