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地図データが教えるタイ大洪水の実態

2011.11.17 山田 由美

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Thailand Floods:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by Remko Tanis


深刻な被害をもたらしているタイ大洪水。連日伝わってくるニュースの中では県名や、首都バンコクに対する東西南北などで場所が示されていますが、実際それらがどこなのか、どの程度の範囲なのか、なかなかわかりづらいもの。それらの理解の一助になるのがタイ国内から発信されている地図を使ったサイトです。

実は、タイは治水や水路情報の管理を進めてきたおかげで地理情報の整備にかけては先進国。以前から大学や行政が地図上にデータを整備して公開してきました。今回もタイ地理情報・宇宙技術開発機構GISTDA(※)が洪水モニタリングシステムを立ち上げ、洪水域、降雨の地図を公開しています。過去の地図もダウンロードできるようになっており経年比較も可能です。

このようなデータがあれば、いつ、どこで、何が起こっているのか、国民に情報開示をすることもできるし、それを基に今後の水害対策に役立てることもできます。隣接関係や広がりなどを視覚的に把握できるのも地図ならでは。

ちなみに地図絡みという点ではタイの日本大使館も地図を用いて情報提供をしています。実際の冠水状況の写真を地図と連動して見られる仕組みは、地道に被害場所を記録して地図に落としてきた大使館職員の努力の賜物という気がします。

※タイにおけるJAXAのような機関。空間情報の収集や解析を担う。タイのアジア工科大学院(Asian Institute of Technology)もGIS(地理情報システム)や対象を遠隔から測定するリモートセンシングの専門機関を持っており、国連や諸外国などとの連携も多い。



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山田 由美