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Water

水の旅を体験しよう! 「みずのがっこう」開校

2013.07.24 岩井 光子

サイコロを振ると「水分子」となった子どもたちの次の行き先が決まる(群馬県館林市立第一小学校で行われたワークショップ「みずのたび」で)

水の惑星と呼ばれる地球。蛇口をひねれば、ざぁーっと水が出てくることに普段あまり疑問を持たない私たちですが、そこに至るまでの水は、実は壮大な旅をしてきているのです。

その旅の一部を、子どもたち自らが水の分子となって楽しく体験できるワークショップ「みずのたび」が8月3・4日、江東区の日本科学未来館で開かれます。「みずのたび」は、アメリカの水教育プログラム「プロジェクトWET」のアクティビティー「驚異の旅」に基づいたもの。地球のあらゆる場所を氷、水、水蒸気と姿を変えながらぐるぐる循環している様子を、水分子となった子どもたちがサイコロを振りながら会場内の雲、海、氷河、川、湖などの様々なポイントに移動し、用紙にシールを貼りながら楽しく体感していきます。

水分子はあるときは雨となって地上に降り注ぎ、地中にもぐって地下水となったり、あるいは木の根っこに吸い上げられたり、はたまた、氷河や川、海に降り注いでふたたび太陽熱で蒸発して雲になったり―。たくさんの場所を一度で体験できる子もいれば、数カ所しか巡れない子もいますし、2回目はまた違う旅が待っているでしょう。行ってみたいけれどもなかなか行きづらい順路もあって、子どもたちは水の旅の特徴も学ぶことができます。ぐるぐる循環する水は、移動することで大切な役割を果たしていますが、その水をもし人間が使い過ぎたら? 汚れた水が増えすぎたら? そんなことを考えるきっかけにつながるかもしれません。

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ワークショップ講師は「みずのがっこう」副校長先生の橋本淳司さん


「みずのたび」ワークショップを主催するのはThink the Earthの「みずのがっこう」。講師は同校の副校長先生でもある水ジャーナリストの橋本淳司さんです。両日はこのワークショップと共に水にまつわるクイズを出題するアクアマスター決定戦も開催。「ブドウジュースやコーヒーをペットボトルでつくった簡単なろ過装置で透明な水にできるか」「ミネラルウォーター、水道水、雨水のうち、せっけん水がいちばん泡立つのはどれか」といった科学実験を実際に会場で行いながら、子どもたちに結果を予想してもらいます。成績トップの「水博士」には賞品も用意されているそうです。

参加対象は小学生以上で、費用は無料です。始まったばかりの子どもたちの長い夏休み。今夏は楽しいゲームを通して大好きな水のことを考えてみませんか? 申し込みはこちらから。



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岩井 光子