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Water

ボトル水はやめて、水道水で備えよう

2011.03.16 橋本 淳司

24.365_bottled_water:Creative Commons,Some Rights Reserved,Photo by ToddMorris

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ドラッグストアの棚からペットボトル水が消えました。「ないの!?」と店員さんに詰め寄る人もいます。ですが、ペットボトル水は被災地で大量に必要です。被災地は水道が機能停止で給水を受けています。被災された方は免疫力が低下しているためやたらな水を飲むわけにもいきません。

だから、水道の出ている地域は、水道を利用しましょう。日本の水道水は安全です。

そうはいっても地震や停電の際の濁り水に備えたいでしょう。そこで水道水を蓄える方法を紹介します。人が生きていくのには1日約2リットルの飲料水が必要。そのほか手洗いなど衛生を保つ水も約2リットル必要で、それらを含めると1日約4リットルになります。水を確保するには、空きペットボトルやポリタンクなど密閉できる容器を用意。2リットルのペットボトルなら2本で1日分の水がためられます。ポリタンク(20リットル)なら5日分の水が入ります。水保存には空気を入れないことがポイントなので、そのほか洋服ケース、フタつきバケツなどの密閉できる容器が利用できます。ではため方です。

(1)容器の洗浄
 容器を洗い乾かす。汚れがあると水は腐敗しやすい。
(2)入れ方
 水道水を少しずつ注ぐ。勢いよく注ぐと空気が入る。容器の口いっぱいまで水を入れ、空気が入らないよう注意しながら密閉。
(3)保管方法
 暗くて涼しい場所におくと3カ月はもつ。直射日光が当たるとバクテリアが繁殖しやすく、腐敗の原因となるので、適当な場所がなければ黒ビニール袋などを被せて遮光。
(4)入れ替え
 貯水日をシールに書いて容器に付け、3カ月を目安に中味を入れ替え。元の水は掃除などに使い、タンク内を洗い、乾燥させて新しい水道水を入れる。



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