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あおいほしのあおいうみ
SDGs for Schoolの2冊目の本ができました。今回はSDGs14「海の豊かさを守ろう」を中心テーマに、誰もが海について楽しく学べるビジュアルブックです。その名も『あおいほしのあおいうみ』。Think the Earthのコンテンツはいつも、感覚や感性を刺激し、好奇心に火をつけ、学びの意欲をもってもらうことを大切にしています。今回もイラストや写真など様々な表現方法で、海への好奇心を育む本ができました。絵本のようでもあり、どこからでも気軽に読める雑誌のようでもあり、それでいて本棚にずっと置いておきたい書籍でもある。子どもにとって楽しく、大人には入門書として読める本になっています。
本の仕様
判型 B5変型版 フルカラー 132頁
編著・発行 一般社団法人Think the Earth
発売元 紀伊國屋書店
企画 公益財団法人ブルーオーシャンファンデーション
特定非営利活動法人ZERI JAPAN
編集協力 一般社団法人みなとラボ
監修 縣 秀彦(国立天文台) 大河内直彦(JAMSTEC)ほか
詩 谷川俊太郎
イラスト 加藤休ミ 木内達朗 きのしたちひろ 田渕周平 友永たろ 原田俊二 parayu 吉野由起子 ワタナベケンイチ
写真 平川雄一朗 平井慶祐
用紙 すべての紙にFSC ®認証紙を使用しています
価格 1,980円(税込)
※本書の売上げの一部がSDGs for Schoolの活動を支えています
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いろんな視点で海を探究しよう!
海に囲まれた国に暮らしながら、海のことをちゃんとわかっているだろうか。海の環境が危機的状況にあると言われるいまこそ、海のことをちゃんと知りたい! そんな思いからこの本をつくりました。読者が海への好奇心を広げてもらうため、広大な宇宙の話から、海の生物たちの生態、身近な食卓の話題や海に関わる仕事まで、海に関するたくさんの視点を楽しく美しいイラストで表現しています。
海を探究するワクワク感を表現した目次ページ
個性あふれる9人のイラストレーターが参加
谷川俊太郎さんの詩「うみ」と木内達朗さんのイラストとの素敵なコラボレーションがイントロダクションになっています。宇宙の話題も、海洋生物の話題も、最新の科学を背景にしながらも解説的な絵ではなく、参加イラストレーターそれぞれの持ち味を活かした親しみを感じられるイラストで構成しています。ぜひ絵本のようにめくって楽しんでください。
イラストレーターのみなさんによる、個性あふれるページが続きます
海の問題を現地取材でリアルに伝えます
海の問題のリアリティを伝えるために、グローバルな海洋環境問題の現場や現地取材による写真を活かしたリポートページもあります。長崎県対馬の海岸に押し寄せる海洋ごみについての取材を敢行。課題をわかりやすく解説するだけでなく、問題に立ち向かいながらポジティブな活動をしている人たちを紹介しています。さらに、後半には海の諸問題と向き合う10人の挑戦者たちの多彩な活動を紹介するページもあります。
対馬からのリポートの扉ページ。次のページには衝撃的な写真が……
福祉から最新テクノロジーまで、人と海の未来に関わる10の活動を紹介しています
専門家の視点も大事にしています
専門家の視点を紹介するページもあります。JAXA宇宙航空研究開発機構の矢野 創さん、国立科学博物館の松浦啓一さん、コンサベーション・インターナショナル・ジャパン代表のジュール・アメリアさん、ブルーカーボンネットワークを立ち上げた環境ジャーナリストの枝廣淳子さん、みなとラボ代表で東京大学海洋教育センターの田口康大さん。5名の方にインタビューをさせていただき、楽しいレイアウトのページにまとめました。
いま大切な視点を、楽しくわかりやすく伝えています
ぜひ手にとってみてください
持続可能な開発目標(SDGs)の14番目のゴールをきっかけに「国連海洋科学の10年」も始まって、いま世界中で海を大切にする動きが加速しています。課題を知ることも大事ですが、この本に出会ったことでさらに海のことを知りたくなる、海に行きたくなる! そんな気持ちが芽生えてくれれば嬉しいですし、海と人が共生する未来について思いを馳せるきっかけになればと願っています。