NTT DATAThink Daily

  • 地球リポート
  • 地球ニュース
  • 緊急支援
  • 告知板
  • Think Dailyとは

地球ニュース

RSSrss

Art & Design

今月のレコメンド:「いか文庫」で読書の秋と食欲の秋、どちらも満喫しませんか

2016.11.10 ささ とも

秋も深まり、夜にゆったりと読書に浸るにはふさわしい季節。そこで今月のレコメンドでは、本好きの人にはもちろん、ふだんあまり本を読まない人もきっと気になる本屋「いか文庫」を紹介します。本屋といっても「いか文庫」は店舗も本も持っていません。書店や図書館などとコラボして本にまつわるイベントを企画・開催しています。

今回、お邪魔したのは神奈川県海老名市の有馬図書館でのイベント。この図書館のイメージキャラクター「かっぱ」と、読書週間中にちなんで「いかとかっぱの読書習慣」を企画し、「日常生活」をテーマに100冊の本がPOPとともに展示されています。10月30日にはいか文庫の店主・粕川ゆきさんとスタッフのバイトさんのトークショーが行われました。

店主・粕川ゆきさんとバイトさん。笑いの絶えない、なごやかなトークショー  ©ささとも

いか文庫が人気なのは、テーマを決めて本を紹介するだけでなく、そのテーマに合わせて参加型のユニークなイベントが用意されているところにあります。荻窪の書店で行った「聖地」にまつわる本を集めたフェアでは、「白であつまるピクニック」 を開催。書店近くの公園で、服装も白、食べるものも白、読む本も白と、白づくめでのんびり過ごすというちょっと風変わりなイベントです。ほかにも、2013年に世界で初めてダイオウイカが撮影されたときは、「深海フェア」を実施。深海に関する本を展示し、いか文庫のロゴをTシャツや布バックにプリントするワークショップや、ダイオウイカの特別番組を大型スクリーンで一緒に観るパブリックビューイングを行いました。

「いか文庫」のイベントは遊び心が満載  ©ささとも

実は、粕川さんは都内の書店に勤務する本の専門家。本を紹介する「いか文庫新聞」を仲間と作成し、書店に配ったことがこの活動を始めたきっかけとなったそうです。ある書店から「ブックフェアをやってみよう」と声がかかり、こうしたイベントを企画するようになり、今年で4年目になります。

「いか文庫新聞」の特別版  ©ささとも

粕川さんの作成した本を紹介する手書きのPOP作りは、自らワークショップで教えているほどの腕前。本の気持ちが伝わってきて思わず本を手にとってページを開きたくなりました。選択した本の種類も充実していて、いつもなら素通りしてしまうような本がたくさん並んでいます。著者もおもいがけない本を見つけて大満足です。

全日空機内誌『翼の王国』の連載の書籍版。書籍になっていることは知らず、うれしい発見! POPに注目!  ©ささとも

今後のイベントも目白押しです。11月12日には渋谷で「幸せの配分ランチ、しませんか?」が開催されます。エッセイ集『いとしいたべもの』(文藝春秋)の著者・森下典子さんを招いて、本に書かれている崎陽軒のシュウマイ弁当のおしいい食べ方を読みながら、一緒にシュウマイ弁当を食べるという、食いしん坊にはたまらない企画です。11月26日には新宿で「芋煮を食べながら語らないイカい(会)?」も開催予定。山形県の季節行事「芋煮会」に、芸人の中村涼子さんが登場します。中村さんは少女漫画が大好きで、漫画シーンのネタを披露してくれるそうです。読書の秋だけじゃなく、食欲の秋。心もお腹も満たされること間違いなしのいか文庫のイベントに出かけてみませんか。



関連するURL/媒体

Bookmark and Share

Thinkテーマ別に読む

Art & Design

このニュースの地域

東京、日本 (日本

ささ とも