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ハワイの地デジ放送、野鳥保護のため開始を前倒し

2008.11.09 アマサワエンジィ

日本でも2011年7月までに完全転換される地上デジタル放送。アメリカ全州でアナログ放送が完全に停止されるのは来年2月17日の予定ですが、ハワイ州は、火山にすむ野鳥を守るために地デジへの転換を前倒しし、1月15日に行うことを決定しました。

絶滅危惧種にも指定されているこの野鳥、ハワイシロハラミズナギドリは、夜行性で鳴き声が子犬に似ているといわれています。巣作りをするマウイ島ハレアカラ火山の斜面がアナログ放送用の電波塔に近いため、電線で怪我(けが)をしたり、塔が放つ光に混乱したりと、電波塔は個体数減少の一因となっています。

2月に巣作りを始めるミズナギドリのため、古い電波塔は他州より1カ月早く取り除かれ、新しい地デジ用の電波塔は、巣作りへの影響を抑えるためにもっと低い高度に設置されるそうです。

正確な生息数はわからないそうですが、ハレアカラ火山には1000以上の巣があるとみられています。電波塔の撤去で個体数が回復することが期待されています。



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