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「おいしいケーキを食べる社会貢献」ラブケーキプロジェクト

2013.12.31 瀬戸 義章

みなさん、クリスマスはどんなケーキを楽しみましたか?

実は、(紹介するのが遅れてしまいましたが)「アフリカの子どもたちに食糧を送ることが出来るケーキ」があったんです。その名も「ラブケーキ」。世界規模の国際NGO、ワールド・ビジョン・ジャパンが、日本のケーキ屋さんと連携して取り組んでいるプロジェクトです。

ラブケーキとは、1ピース足りないオリジナル・ホールケーキのこと。ケーキを買うと、その足りない分の価格が、アフリカの食糧支援へ寄付されるという仕組みになっています。もちろん、このひとカケラはお店で別途販売されたりして、無駄にはなりません。

ラブケーキプロジェクトは、2009年、「ケーキを囲む時の幸せな気持ちを、途上国の子どもたちと分け合えたら」という想いからワールド・ビジョン・ジャパンが企画し、「ケーキに関わることで世界の役にたてたら」という志を持つ7人のパティシエの協力のもとはじまりました。いまでは全国のケーキ屋に広がっています。2013年7月までに合計で3268個のラブケーキが販売され、147万7672円の募金が寄せられました。

今年度の支援は、2014年2月でいったんまとめられ、アフリカ南部の国、ジンバブエの食糧支援に充てられます。ジンバブエは天候不順が続いているため、穀物価格が高騰し、貧しい人々が満足に食糧を手にすることができていません。そこでワールド・ビジョン・ジャパンは、国連 WFP(世界食糧計画)と協力して、HIVや結核にかかった栄養状態の悪い子どもや、授乳中のお母さん・妊婦さんへ、約4万人分の食料(豆類やトウモロコシ、植物油など)を供給する予定です。

おいしいケーキを食べるだけで社会貢献ができる、素敵なこのプロジェクト。ラブケーキは各パティシエが趣向を凝らしたオリジナルケーキです。クリ スマスは終わってしまいましたが、2014年の誕生日のお祝いなどにいかがでしょうか。きっと、いつもと違うパーティーになるでしょう。

ラブケーキプロジェクトに協賛しているお店は、こちらから探すことができます。



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瀬戸 義章