異常気象といわれたこの夏、ビル街を歩く人々の顔つきには、ますます余裕がなくなっているように思われました。そんな東京の一角で、33日間にわたり、不思議なイベントが行われ、約7500人を動員しました。真っ暗な空間を歩きながら、日常生活のさまざまな環境を、聴覚や触覚といった視覚以外の感覚を使って追体験するワークショップ形式の展覧会「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」。その空間には、外とはまったく違った時間が流れていました。いったい何が起こっていたのか。その体験をリポートします。