2004年12月11日、国内最大の環境展示会『エコプロダクツ2004』の同時開催セミナーとして、ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)とThink the Earthプロジェクト共催でセミナーを行いました。もともとスタッフ同士の交流があったJFSとThink the Earthが、ひとつのことをするのは初めての試み…。両者がいっしょに開催する意義は何だろう、と考えて見つけた共通点は次の3つでした。
ひとつは、どちらもウェブコミュニティを活動の大切なツールにしている点。ふたつ目は、年代・場所・時間を問わないコミュニケーションを目指している点。そして3つ目は、世界と日本の人たちに向けて発信、受信をしている点です。
セミナーでは、これらのキーワードを軸に、人と人のつながりが育つ、コミュニケーションの新しいスタイルや可能性について考えてみました。当日の様子のほんの一部を、ご報告します。
今年、ホームページの世界でも大きな動きがありました。ホームページの構築よりも簡便な即時性のある「ウエブログ」という、自分の日記のみを書いていくシステムを使いながら、自分のページを立ち上げる人たちが出てきたということです。そして、ホームページ、メール、ブログに続く第4のメディアとして、「おぴネット」を皆さんにお披露目したいと思います。コンセプトは、“Feel And Think”。Feel=感じることを大事にしようというメディアです。
このセッションでは、ITを活用して活動を展開しているJFSとThink the Earthが、どのようにITをとらえ、コミュニケーションのツールとして使っているかについて、ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)共同代表の多田博之さんと、Think the Earthプロジェクト プロデューサーの上田壮一が、話題を展開しました。
ふたりの話の中から、いくつか印象に残ったことばを通じて、JFS流、Think the Earth流のコミュニケーション術をご紹介します。
*多様なものをつなぐ21世紀の価値創出モデル
NGOでわりと多いのは、例えば温暖化防止だとか、生物多様性とか、地域の環境保全とか、特定テーマを深堀りする、垂直型だと思うんですね。JFSやThink the Earthはどちらかというと水平型で横に広がるオープンプラットフォームの組織です。コミュニケーション・アンド・ラーニングというのがひとつのキーワード。20世紀はどちらかというと差異=差を利用して価値を生み出すという価値創出モデルだったと思いますが、21世紀の価値創出は多様なものとか一見関係のないものをつなぐことで新しい価値を生み出す価値創出のモデルだと信じています。