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学校寄贈プログラム2025(先着100校)
学校寄贈プログラム2025、募集開始のご案内です。
SDGs14「海の豊かさを守ろう」をテーマに編集したビジュアルブック『あおいほしのあおいうみ』を教材として使っていただける学校(先着100校)を募集します。1校につき40冊(上限)を寄贈させていただきます。
(海を知らない私たち)
日本は海に囲まれた国で、39都道府県が海に面していて海岸線をもっています。古くから海の恵みに支えられてきた日本には他国の追随を許さない豊かな海洋文化があります。ところが「海と日本人に関する意識調査 2022」(日本財団)によると、海に親しみを感じると答えた日本人は、わずか37%という結果でした。
また、世界の海洋環境は危機的な状況になっています。大量の海洋ごみ、海洋汚染、海水温の上昇による生態系の変化や気象災害の頻発、高齢化等による漁業の衰退、違法漁業による乱獲……。一方で二酸化炭素の吸収源として海藻や海草などブルーカーボンが注目され、プラスチック代替品の開発も盛んに行われるなど、人と海の関係をより良くしていくための様々な取り組みも始まっています。ユネスコが提唱した「海洋リテラシー」は世界の教育界でも注目されつつあります。絶望的な状況だけれど、たくさんの希望もあります。この本では長崎県対馬が直面している大量の漂着ごみを紹介しつつ、同時に人と海の未来に挑戦する多くの活動を紹介しています。
(どんな本なの?)
Think the Earthがつくるコンテンツは、感覚や感性を刺激し、好奇心に火を付け、学びの意欲をもってもらうことを大切にしています。今回もイラストや写真など様々な表現方法で、海への好奇心を育む本ができました。絵本のようでもあり、どこからでも気軽に読める雑誌のようでもあり、それでいて本棚にずっと置いておきたい書籍でもある。子どもにとって楽しく、大人には入門書として読める本になっています。
表紙から続く木内達朗さんの美しいイラストと谷川俊太郎さんの詩が本書の導入になっています。そして宇宙から毎日の食卓まで、さまざまな角度で海に光をあてて、アイデアと個性あふれるページが続く構成になっています。
参加イラストレーター(50音順):加藤休ミ 木内達朗 きのしたちひろ 田渕周平 友永たろ 原田俊二 parayu 吉野由起子 ワタナベケンイチ(敬称略)
ビジュアルがメインの書籍ですが、専門家の視点も入ります。JAXA宇宙航空研究開発機構の矢野 創さん、国立科学博物館の松浦啓一さん、コンサベーション・インターナショナル・ジャパン代表のジュール・アメリアさん、ブルーカーボンネットワークを立ち上げた環境ジャーナリストの枝廣淳子さん、みなとラボ代表で東京大学海洋教育センターの田口康大さん。宇宙や海洋について科学的な視点での監修は国立天文台の縣 秀彦さん、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の大河内直彦さんです。
詳しくは書籍の紹介ページをご覧ください。
(どんなふうに授業で使う?)
探究授業を先生が実施するとき、最初の授業でこの本を配って生徒に読んでもらい、自分が探究するテーマを探すヒントにしてもらうことをイメージしています。そのため44億年前に地球に海が誕生する話、海の生きものたちの生態、毎日の食事と海の関わり、海と向き合う人たちの活動など、幅広くワクワクするような切り口で海の魅力と課題とアクションを紹介しています。 この本に出会ったことでさらに海のことを知りたくなる、海に行きたくなる!そんな気持ちが芽生えることを目指してつくりました。ぜひ、授業でご活用ください。
▼2024年度に授業で活用した先生からの感想をご紹介します!
カラーがいっぱいでワクワクした作りになっているので、とても良い教材だと思います。一度手に取ると、つい読み込んでしまうような作りになっているので、子どもたちは楽しく引き込まれていて、本当に素敵な教材だと思いました。
小学校@島根県
インターネットで調べるよりも海洋について焦点化されているので、使いやすかった。
小学校(海洋教育・総合)福岡県
教科学習と社会課題をつなげる資料として、とても活用しやすいものであった。社会や家庭科など他の教科の学習を合わせて活用することで、有効利用できると考える。
中学校(理科)東京都
視覚的に訴えながら、大変分かりやすい構成になっていた。社会で取り組まれている具体的な課題解決についても取り上げられており、率直に分かりやすいと感じた。また生徒も読んでいて楽しい!と話していたのが印象的だった。
高等学校@愛媛県
イラストや写真が豊富にあり、生徒の興味関心を惹きつけることができると感じました。また、海なし県であることから、実際の海を目にしたことがない生徒にとっても、このようなごみだらけの海岸が我々が住む日本に存在している事実を知ることができた点が有意義でした。
高等学校@埼玉県
2024年度の『あおいほしのあおいうみ』授業での活用事例はこちらよりご覧いただけます。ぜひ、ご参考にご覧ください!

▼寄贈する教材や資料
◎『あおいほしのあおいうみ』1クラス40冊(上限)
※40冊以上ご希望の場合は有償ですがご相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。
◎Think the Earth Paper 最新号(希望部数)
◎その他の教材や資料
を、7月より順次お届けいたします。
・対象は全国の小・中・高等学校、大学、専門学校や塾など、子どもたちに継続的な学びの場を提供している先生や指導者の方です(推奨は小学校高学年以上)。以下のフォームよりお申し込みください。
・電話やメール等では、ご応募できませんので、あらかじめご了承ください。
募集開始:2024年6月8日(日)午前10時から
※先着100校に達し次第終了します。
お申込みの際、以下の条件への承諾と質問項目のご記入をお願いしております。予め、ご準備頂けますと幸いです。
■条件■
・学校や塾など、子どもたちに継続的な学びの場を提供している
・寄贈プログラム2024に応募していない
・書籍は学校内のみで使用し、再配布はしない
・実施した授業の内容や生徒の感想等を提出できる
・後日お送りするアンケートへの協力等
■記入項目■
お名前/学校・団体名/メールアドレス/連絡先電話番号/書籍送付先の住所/授業を実施する学年/授業科目
・どんな授業を行いたいですか?具体的な授業のアイデアや意気込みを教えてください。(100~500文字程度)
・その他、ご要望
▼▼以下のフォームよりご登録をお願いします▼▼
SDGs for Schoolでは全国の学校のみなさんとともに、持続可能な社会創生のための学びをつくっていくために、教材や授業例の提供、研修会・交流会、ツアー型の授業など、さまざまな企画を実施しています。ご応募いただいた皆様には教員向けの情報を不定期にメールで配信しています。
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また、SDGs for Schoolの活動をご支援いただける方を募集しています。詳しくは「SDGs for Schoolを支援」ページをご覧ください。SDGs for Schoolの活動アーカイブはこちらからご覧いただけます。
※書籍『あおいほしのあおいうみ』は全国の書店やオンライン書店でも販売しています。
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