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2018.09.18

SDGsを通じて未来の教育を考える先生の集い、ティーチャーズ・ギャザリングを開催しました!

8月25日と26日、2日間に渡って、持続可能性をテーマにした授業を考える先生の集い「第1回ティーチャーズ・ギャザリング」を開催しました。書籍の公募企画に応募いただいた先生、およびティーチャー登録していただいた先生を対象に行ったものです。のべ50人を超える参加者が日本全国から参加してくださいました。高校生、大学生も参加し、未来の教育への想いに溢れた熱気あふれる2日間となりました。

SDGsを学ぶ、SDGsで学ぶ

今年度のティーチャーズ・ギャザリングのテーマは「学びから行動へ」でした。学びから行動へのステップを「SDGsを学ぶ」「SDGsで学ぶ」「SDGsを体感する」「SDGsでつながる」そして「SDGsで課題解決アクション」と設定し、それぞれの実践例を学ぶ機会になるようなプログラムづくりを心がけました。

まずは「SDGsを学ぶ」ところから。SDGsの基礎的な知識について、国連広報センターの千葉潔さんにお話いただきました。内容は国連憲章や人権の考え方、国連の歴史ついてなど。あらためてSDGsが成立した経緯を丁寧に解説くださいました。初めて知ることもたくさんあり、参加した先生たちも盛んにメモをとっていらっしゃいました。

そして2日間を通じて「SDGsで学ぶ」の実践者として、先生や生徒たちから、それぞれの活動を紹介。「問題を解決する言語としての英語」を学ぶ意味、学校内でのSDGsの浸透について、地域を巻き込んだ地球市民教育の取り組み、写真を使った授業など、先生たちからの多様な実践報告に加えて、書籍にも事例として紹介した社会企業「テラサイクルジャパン」の活動紹介、「SDGs.TV」の水野雅弘さんによる動画を使った授業の組み立てについての紹介もありました。「次回はもっと企業の活動を知りたい」という声もあり、教育と実社会の企業活動をどのようにつないで行けばよいか、ということへの関心の高さを感じました。

(先生からの発表)
●山本孝次先生(愛知県刈谷北高等学校)
●田辺記子先生(立命館守山中学校・高等学校)
●氷見栄成先生(富山第一高等学校)
●松倉紗野香先生(上尾市立東中学校)
●高橋純司先生(玉川聖学院)
●中川千穂先生(工学院大学附属中学校・高等学校)

(社会企業からの発表)
●片山亜沙美さん、ルーカスマユミさん(テラサイクルジャパン)
●水野雅弘さん(SDGs.TV)


大学生や高校生からは、「SDGsを体感する」フィールド授業の報告や、SDGsで企業や地域とつながり、実際の問題解決へと進んでいった事例の発表がありました。ボルネオでの体験、企業への提案から始まったプロジェクト、SDGsカードゲームの下級生への実践など、どれも刺激的な内容で、生徒たちの真剣な眼差しと主体的な活動を目の当たりにして、先生からも「勇気づけられる」、「元気になった!」とリスペクトする声が次々にあがっていました。

(学生・生徒からの発表)
●中島なつ子さん(筑波大学)
●坂井雪音さん、鈴木沙菜さん(都立武蔵高等学校)
●江口雅弘さん、芹澤迅さん(都立武蔵高等学校)
●猪俣和樹さん、畑秀明さん(都立武蔵高等学校)
●入江遥斗さん(都立国立高等学校)


SDGsを使った授業を考えてみる

2日目は8時半からのスタートにもかかわらず、始まる10分前には全員集合。1日目は少し緊張気味だった参加者も、夜の懇親会を経て仲良くなって楽しそうです!
1日目は、アイデアの種としての知識や視点をたくさん蓄えました。2日目は、授業体験や参加者同士の対話を通じて視野を拡げ、自分たちで授業のアイデアを考えてみる一日です。

まずは、都立武蔵高校・中学校の山藤旅聞先生と山本崇雄先生の模擬授業からスタート。
山藤先生が普段行っている授業は、人間活動が自然に及ぼす影響を、専門教科である生物のカリキュラムにからめたものです。教育理念としての「Design for All」の話やボルネオ島でのフィールド授業の話、そして生徒たちの心に火をつけ、実社会をつないでいく方法など、ダイナミックな教育のあり方を示してくれました。山本先生の科目は英語。著書『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』で知られるように、生徒が主体的に対話を通じて学んでいくアクティブラーニングの実践者です。動画を使ったり、小さな問いを積み重ねたり、SDGsを題材にした授業の手法も紹介くださいました。


アイデアを出すワークショップの前に、Think the Earthの上田壮一から多摩美術大学で教鞭をとっている「ソーシャルデザイン」についてのショートレクチャー。問題解決に向けてのクリエイティブなアプローチや、アイデアを出すことの楽しさを伝えました。

模擬授業で感覚を掴んだら、いよいよ授業を考えるワークショップ。ワークショップツールとして「えんたくん」を使ってみたり、会議を可視化する「スパイダーウェブ討論」という手法を実験的に採り入れてみたり、2時間という短い間でしたが、熱気につつまれた濃密な時間となりました。高校生参加者の高いプレゼン能力に、先生が舌を巻く場面もありました。


学習指導要領が変わり、教えることが増え、部活もあり……と多忙な先生たち。始まる前は「どのようにしたらよいかわからない」という声も聞かれましたが、開催後には「SDGsはおもしろいと思った」「どこから手をつけたらよいのかと思っていたが、たくさんの取り組みを知ったことで動き出せるように思えた」「”意識すること”を大切にした2日間だった」「生徒たちからの動きを待つことの大切さを学んだ」などの声が寄せられました。参加者全員が、なにかの糸口を見つけることができたのでは、と思います。

そして、なかでも多かったのは、ティーチャーズ・ギャザリングを来年も続けて欲しい、という声でした。志は高くもちつつも、日頃はそれぞれの学校で孤軍奮闘されている先生が集まって、SDGsを通じて未来を考える機会そのものが、とても大切な時間なのだと、あらためて認識できた2日間でした。
お集まりいただいたみなさん、ありがとうございました!
(来年もぜひ、やりたいと思っていますよー!)

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