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花火で東北を元気に! 「LIGHT UP NIPPON」プロジェクト

2012.07.22 木村 絵里

「LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火」の1シーンより

夏の風物詩、花火。昨年は東日本大震災の影響で花火大会が中止になったところも多かったですが、その使われなくなった花火を東北で打ち上げられたら...。そんな一人の思いつきから「LIGHT UP NIPPON」プロジェクトは始まりました。

「震災で中止になった東京湾大華火祭の花火って、どうなるのだろう?」という疑問を持った会社員の高田佳岳さんは、中止が決定した昨年3月22日の1週間後には花火師に会いに行き、余った花火を東北へ持っていくことを思いついたそうです。そして「花火で東北を、日本を元気にしたい」という思いから、被災地を回って地元の人々に働きかけ、協賛金集めに奔走した結果、昨年8月11日に東北太平洋沿岸部10カ所で同時に花火の打ち上げを行うことができました。

開催までの軌跡を追ったドキュメンタリーは「LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火」という映画(柿本ケンサク監督)になり、女優の黒木瞳さんがナレーションを、音楽は坂本龍一さんとコトリンゴが担当しています。7月20日まで新宿の映画館などで上映されていましたが、現在は自主上映者を募集中。収益は今年も8月11日に開催されるLIGHT UP NIPPONに寄贈されます。ちなみに8月11日以降に開催することも可能で、その場合は来年の花火大会の資金になるそうです。

「鎮魂と復興の想いが込められた花火は今まで見た中で最も美しく、心揺さぶられるものでした。今年も東北に花火を届けるため多くの方に映画を観ていただければと思います!」と、自主上映会の協力をしているユナイテッドピープルの畠山千春さん。

ウェブサイトにはドキュメンタリームービーの一部や、上映会情報などが掲載されているのでぜひチェックしてみてください。



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