百年の愚行(ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY)
清水浩著/ミシマ社

環境研究者である著者によれば、地球上の陸地の1・5%にソーラーパネルを敷き詰めると、それによって作られる電力で、世界70億の人間すべてが現代のアメリカ人と同レベルの生活を送ることができる。1・5%というのは実は相当に広大な面積だが、実現すれば貧富の差は解消され、食料問題は解決し、戦争や紛争も激減するだろう。目先のことしか考えずに原発に頼るよりも、はるかに取り組み甲斐のある、夢のある課題ではないだろうか。