百年の愚行(ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY)
王力雄、ツェリン・オーセル著/劉燕子編訳/集広舎

チベットや新疆(しんきょう)で何が起こっているのか、外部の者が知ることは非常に難しい。中国政府が海外メディアの取材をほとんど認めず、「大本営発表」しか行わないからだ。北京に「国内亡命」を余儀なくされた詩人と、パートナーの作家・研究者による本書は、チベットにおける弾圧の状況を子細に報告する。抗議の焼身自殺についての文章は悲しみと怒りに満ち、独立へのロードマップを記す文章は冷静で論理的。どちらもが読む者の胸を打つ。